灌頂
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灌頂(かんじょう)には、次の2つの用例がある。
- 主に密教で行う、頭頂に水を灌ぎ、正統な継承者とする為の儀式。元々はインドで王の即位や立太子での風習。灌仏会もこれの一例である。数種類あり、場合によって使い分ける。ユダヤ教のメシア(油注がれし者)との関連性が疑われる。また、鎌倉時代から幕末にかけて天皇の即位式には「即位灌頂」という行事が行われていた。
- 人名。章安灌頂(561年-632年)は中国天台宗の僧侶で智顗の弟子。長年智顗の書記を務め、その著作のほとんどを筆記する。
[編集] 参考文献
- 灌頂(智山伝法院、2001年)