煮る
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煮る(にる)とは、水、出汁等の液体中で食材を加熱し、調味する調理法である。加熱した食材だけでなく、加熱に利用した液体(つゆ、汁)も同時に利用する。煮て調理された料理は煮物と呼ばれる。特に、時間をかけて煮ることを煮込む(にこむ)という。
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[編集] 煮かた一覧
煮物は最も一般的な料理であるため、煮る方法によって様々な呼び名がつけられている。
- 煮込み(にこみ)
- 長時間煮た料理
- 煮付け(につけ)
- 少量の汁でさっと煮た料理(主として魚を煮る場合に用いる)
- 含め煮(ふくめに)
- 多目の汁で食材の中まで味がしみ込むように煮る料理。
- 煮染め(にしめ)
- 濃い味付けで時間をかけて煮た料理。
- 煮浸し(にびたし)
- 薄味の汁でさっと煮てそのまま煮汁の中で食材を冷まして味をしみ込ませる料理。
[編集] 代表的な煮物
- サバおろし煮
- タラのあげ煮
- ニシンの煮付け
- たこやわらか煮
- いり鶏
- 鶏じぶ煮
- 鶏まる煮
- 豚肉の冷やしちり
- 煮豆
- じゃがいも味噌煮
- じゃがいも煮ころがし
- 風呂ふき大根
- 大根含め煮
- なす炒め煮
- 椎茸辛煮
- 揚げ豆腐白菜煮
- 豆腐べっこう煮
- 凍り豆腐揚げ煮
- ふくろ
- おでん
[編集] 世界の煮込み料理
[編集] 慣用句
- 煮て食おうと焼いて食おうと
- 煮ても焼いても食えない