熱帯夜
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熱帯夜(ねったいや)は、日本の気象庁の用語で、夜間の最低気温が摂氏25度以上のことをいう。暑いのでなかなか寝付けないことが多い。気象エッセイスト・倉嶋厚による造語。
俳句においては夏の季語。ただし近代気象学を前提とする語であるため、伝統的俳諧や明治など近代初年の俳句においては作例をもたない。
近年の都市部では、ヒートアイランド現象のため、熱帯夜の日数が増加している。例として、東京における熱帯夜の日数は、1930年代から1940年代にかけてはほとんどが年間10日以下なのに対し、1990年代以降は年間30~40日に達するすることも珍しくなくなってきている。気象庁
[編集] 超熱帯夜
2006年現在、最低気温が摂氏30度以上の夜(2000年7月31日に富山県富山市で観測。)を指す用語は公式には用意されていないが、倉嶋は「超熱帯夜(ちょうねったいや)」という表現を紹介し、報道でも用いられ始めている。
[編集] 関連項目
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