熱血硬派くにおくん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
熱血硬派くにおくん(ねっけつこうは - )は、テクノスジャパンから発売されたコンピューターゲームシリーズのタイトル。正義の不良・くにおとそのライバル・りきが主人公である(一部りきは脇役としての登場)。
殴る蹴るといったゲームで次第に人気が出るも、発売元のテクノスジャパンがこれに偏り、更にゲーム機の進化に付いていけずに、会社が倒産したと言われている。その後版権は元開発スタッフたちによって設立された企業「ミリオン」に移り、アトラスからシリーズ作品の一つであるダウンタウン熱血物語の改良版が発売された。
なお、「くにおくん」の名は当時のテクノスジャパンの社長の名前「たき くにお」に由来する。
目次 |
[編集] 1作目『熱血硬派くにおくん』
『熱血硬派くにおくん』は、テクノスジャパンから1986年5月にアーケードゲーム。ジャンルはアクションゲーム。
一対多人数の格闘を題材にしたアクションゲームの先駆け。ゲーム全体のイメージは1980年代に流行したツッパリをゲーム化した内容である。
主人公である正義の不良「くにお」を操り、転校生のひろしを襲った不良や暴走族達を相手に闘っていく。時間内に敵を全て倒すとステージクリア。全4面のループゲーム。ライフ制で体力が無くなる、ステージから落下する、または時間切れになるとゲームオーバー。残機(最初は0機から始まる)がある場合はステージの最初から再スタート。
当時は珍しかった音声による演出も取り入れられており、コイン投入時の「がんばってね」というボイスも話題になった。
タイトルはコナミの『新入社員とおるくん』から。
[編集] 操作方法
1レバーと3ボタン(左攻撃、ジャンプ、右攻撃)で操作。簡単なボタン入力で様々な動きをする事ができる。
- レバーで8方向に移動。右または左方向に二回倒すとダッシュ。ダッシュ中に走っている方向の攻撃ボタンを押すとラリアット。
- 自分の向いているほうにはパンチで攻撃。連続して出す事ができる。
- 自分と反対の方向にはキックで攻撃。リーチが長い。
- ジャンプと攻撃ボタンを同時押しするとジャンプキック。
- 何回も攻撃を受けかがみこんだ敵はさらに攻撃することでダウン、または接触することで襟を掴むことができる
- 向いている方向のボタンでヒザ蹴りや逆方向のボタンで背負い投げで攻撃できる。
- ダウンした相手に接触すると馬乗り状態になり、パンチで攻撃する事ができる。しかしボスにはすぐ解かれてしまう。
- 背後からの敵に羽交い絞めされることがあり、その間は無防備となってしまう。敵のいる方向に攻撃ボタンで放すことができる。
[編集] ステージ構成
- 1面では他校の不良達と闘う。ボスはりき。
- 2面では暴走族と闘う。ボスはしんじ。
- 3面ではレディースと闘う。ボスはみすず。
- 4面では暴力団と闘う。ボスはさぶ。
[編集] 移植版
[編集] ファミコン版
1987年4月17日にはファミリーコンピュータ用ソフトとして移植されている。バイクによるチェイスなど、家庭用オリジナルの要素も加えられている。
[編集] オレたちゲーセン族
ハムスターより、PlayStation 2でオレたちゲーセン族として2006年1月に発売された。
[編集] くにおくんシリーズのゲーム一覧
「くにおくんシリーズ」の中でも『熱血(硬派)シリーズ』と『ダウンタウンシリーズ』に分類が可能で、前者は「熱血硬派」「初代熱血硬派」「くにおたちの挽歌」などで、後者は「熱血行進曲」「時代劇だよ全員集合」「熱血ベースボール物語」などが該当する。違いは登場人物や設定(熱血高校の学ランの色など)、キャラの名前表記(前者は基本的に名前、後者は名字が多い)、製作スタッフの違いなどである。発売元はFB、SFC、GBで発売された作品はテクノスジャパン、PCEはナグザット、WINはメディアカイト、GBAはアトラス、PS2はハムスターである。
- 熱血硬派くにおくん/FC/1987年4月17日
- 熱血高校ドッジボール部/FC/1988年7月26日
- ダウンタウン熱血物語/FC/1989年4月25日
- 熱血高校ドッジボール部 PC番外編/PCE/1990年3月30日
- 熱血高校ドッジボール部サッカー編/FC/1990年5月18日
- 熱血硬派くにおくん 番外乱闘編/GB/1990年12月7日
- 熱血高校サッカー部 ワールドカップ編/GB/1991年4月26日
- ダウンタウン熱血行進曲/FC/1990年10月12日
- くにおくんの時代劇だよ全員集合!/FC/1991年7月26日
- 熱血高校ドッジボール部 強敵!闘球戦士の巻/GB/1991年11月8日
- 熱血高校ドッジボール部 CDサッカー編/PCE/1991年12月20日
- いけいけ熱血ホッケー部/FC/1992年2月7日
- 熱血高校ドッジボール部 PCサッカー編/PCE/1992年4月3日
- びっくり熱血新記録/FC/1992年6月26日
- ダウンタウン熱血行進曲 どこでも大運動会/GB/1992年7月24日
- 初代熱血硬派くにおくん/SFC/1992年8月7日
- ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会/PCE/1992年12月11日
- 熱血格闘伝説/FC/1992年12月23日
- くにおくんの熱血サッカーリーグ/FC/1993年4月23日
- びっくり熱血新記録 どこでも金メダル/GB/1993年7月16日
- くにおくんのドッジボールだよ全員集合!/SFC/1993年8月6日
- 熱血!すとりーとバスケット/FC/1993年12月17日
- くにおくんの時代劇だよ全員集合!/GB/1993年12月22日
- ダウンタウン熱血物語/PCE/1993年12月24日
- ダウンタウン熱血べーすぼーる物語/SFC/1993年12月17日
- 新・熱血硬派くにおたちの挽歌/SFC/1994年4月29日
- くにおのおでん/SFC/1994年5月27日
- 熱血!ビーチバレーだよくにおくん/GB/1994年7月29日
- Ultra Series 熱血高校ドッジボール部/WIN/2003年10月17日
- ダウンタウン熱血物語ex/GBA/2004年3月5日
- くにおくん熱血コレクション1/GBA/2005年8月25日
- くにおくん熱血コレクション2/GBA/2005年10月27日
- オレたちゲーセン族 熱血硬派くにおくん/PS2/2006年1月26日
- くにおくん熱血コレクション3/GBA/2006年2月16日
- オレたちゲーセン族 熱血高校ドッジボール部/PS2/2006年3月23日
また、2006年8月25日を皮切りに2006年2月16日までの間、前述の通りアトラスより「くにおくん熱血コレクション」が3作発売された。
- 1には「熱血高校ドッジボール部」と「ストリートバスケット」
- 2には「熱血行進曲」と「ドッジボール部サッカー編」
- 3には「時代劇だよ全員集合」と「熱血ホッケー」が収録されている。
しかし、ファミコンミニの様な完成度の高い移植作品ではなく、見た感じから手抜きという不満も少なくない。特に「時代劇だよ全員集合」は、通常クリアするのに短時間では不可能な作品だが、FC版にあったセーブ機能(セーブ画面はある)が無くなってるため、致命的でかなりの不評だった。
[編集] 概要
くにおくんシリーズは、
- キャラクターは縦約30ドット、横約20ドット、2.5頭身のドット画で表された、親しみの持てるデフォルメキャラである。(一部タイトルを除くが、このモデルを採用しているタイトルの方が圧倒的に人気が高い)しかもたったそれだけのサイズのドット画を用いて、キャラクターそれぞれの豊かな個性がはっきりと表されている。性格も個性豊か。それぞれの名前、ルックス、性格、技、能力的な特徴を一致させて覚えやすい。しかしそのルックス、性格、名前はどこか自分の身の回りにいそうな親近感を覚えさせる。
- 超人的な運動能力を持つ高校生たちが舞台所狭しと暴れまわる、独特の世界観を持つ。しかし、登場する技は、マッハキック、マッハパンチ、爆魔龍神脚、天殺龍神拳、頭突きスペシャル、棒術スペシャルなど主要キャラの主要な必殺技でも、動作だけなら結構少年でも模倣できるものも多い。
- ゲームの内容は殆どがアクションゲームだが、その自由度は非常に高く、プレイするごとにいろんなことをやってみたくなる。アクションも非常に豊富で、前述のデフォルメキャラが実に多くのアクションパターンを持つ。アクション一つ一つを出すのに独特の爽快感がある。
- 操作方法は難しくなく、ゲーム難易度も総じてコツさえ掴めばさほど高くない。
- パーティーゲームとしてのゲームバランスは悪いが、プレイの仕方によってはどんな強いキャラやチームにも勝てる。多彩なアクションを工夫しながら使い分け、強敵に勝つ、といったやりがいや爽快感は相当なものであり、プレイするごとにいろいろな展開が生まれ、むしろパーティーゲームとしての人気は非常に高かった。
以上のような「取っ付きやすくて飽きが来ない」「親しみやすいのに味がある」という魅力を持つ秀逸なゲームタイトルのシリーズであり、また、ハズレがなく、パーティーゲームとしても優秀だったため、コロコロコミックにて盛んに取り上げられ、発売当時の少年たちに絶大な人気があった。現在も中古市場では比較的高価で取引されている事が多い。
[編集] 解説
- 最初は正義の不良が悪人を退治するケンカアクションゲームとして登場した。
- しかし後に主人公であるくにおに、スポーツも万能であるという設定を加えることにより、飛躍的に活躍の舞台が広がった。
- 尚且つ本来の不良ケンカアクションの要素を色濃く残し、現実のスポーツなら一発退場もののラフプレイが自由に行える過激な内容となっており、他のスポーツゲームとは一線を画した独自のスタイルを築き上げた。
- また、りきなどの人気の高い脇役キャラもシリーズに何度も登場し、独自の世界を構築している。
- なお、これらのキャラ達もくにおとともに多彩なスポーツに参加して抜群の活躍をしており、スポーツ万能なのは実はくにおの専売特許というわけではなくなっている。
- 特に、様々なスポーツにおいても固定キャラ達の個性は損なわれず、くにおが得意のマッハキックを使えるならりきもマッハパンチが使え、五代はホッケーのスティックで棒術スペシャルを炸裂し、豪田はヘッドスライディングで頭突きを食らわすといった具合である。
[編集] おもな登場人物
- くにお(声優:堀川りょう)
- フルネームは存在しない。熱血高校3年。誕生日は11月27日。喧嘩がめちゃめちゃ強く、スポーツ万能の熱血漢で正義の不良。ドッジボール部主将だが、困っている人たちを見捨てられない性格で、様々な運動部に助っ人に行く(時にその実力は正規部員を上回る)。熱血高校のNo.1のみ着用できるという白の学ランを着用(ただし「熱血硬派 - 」の設定では画面上、熱血高校の生徒は全員白ランである)。代表的な必殺技はマッハキック、ナッツシュート。
- りき(声優:神奈延年)
- フルネームは鮫島力(さめじま りき)だが、初期のアーケードでは雲雀力(ひばり りき)だった。花園高校3年(1年留年した)で、同高校の番長。誕生日は5月5日。アメリカンフットボール部所属。くにおと同じく、様々な運動部に助っ人として登場。お調子者で結構いい加減な言動もあるが、喧嘩の腕や運動神経はくにおと双璧をなし、仲間や後輩からは慕われている。くにおとは最初は敵対していたが、ダウンタウン熱血物語で手を組んで以来、親友で好敵手となった。代表的な必殺技はマッハパンチ、アッパーシュート。
[編集] 熱血硬派くにおくん
- ヒロシ
- くにおの友人。プロフィールは二転三転するが喧嘩に弱いのか基本的に殴られ役である。ヒロシがクラスメートや悪党から苛めにあう度に、いつもくにおが助けに行っていた。熱いハートを持ったくにおに憧れを抱いている。FC版当時、熱血高校2年生(くにおも同級)。熱血高校で一番の優等生。趣味はヤクザ映画鑑賞。くにおとも親友になっている。ACの設定では、昭和44年9月3日生、17歳。シリーズによっては熱血物語のそのかわと瓜二つになってしまっている。
- しんじ
- 後ろ回し蹴りを得意とする、暴走族・横浜ファンキー(一説によればブルーエンペラー)の特攻隊長。アフロにも見えるパーマヘアが特徴的。高校中退後、土建屋で働いている。ACの設定では、昭和40年7月23日生、21歳。
- くみこ
- チェーンを使った技が得意。明光高校2年生だが、最初は太陽学園の雑魚キャラだった。
- みすず
- 女性でありながらくにおをゆうに越す巨体と力を持つスケ番。彼女の襟首掴みビンタをくにおはとても苦手としている。太陽学園3年生。プロフィール一切不明。
- さぶ
- 暴力団・三和会の若頭。不良とはいえ学生に向かって悠然とチャカを放つ不届きな人物。ACの設定では、昭和15年8月15日生、46歳。
[編集] 熱血高校ドッジボール部
- しんいち
- 熱血高校。ドッジボール部に所属するがスポーツ万能。どのスポーツでも攻撃を得意とする。サングラスがトレードマークで球技中も外さない。くにおとよくキャッチボールをしており、そこによくドッジボール以外のスポーツが転がり込んでくる。性格もかなり攻撃的である。
- ひろし
- 熱血高校。ドッジボール部に所属するがスポーツ万能。どのスポーツでも守備を得意とする。くにおの友人と同一人物。
- こうじ
- 熱血高校。ドッジボール部に所属するがスポーツ万能。どのスポーツでも守りの要となる。髪型がワイルド。見かけは派手だがこの中で一番内向的であり、縁の下の力持ちでもある。
- みつひろ
- 熱血高校。ドッジボール部に所属するがスポーツ万能。スポーツによって攻撃が得意だったり守備が得意だったりする。耳がでかい。グルメ。見かけによらず実は硬派。
- いちろう
- 熱血高校。スキンヘッドで足が速い特徴的なキャラクターだが、登場するのはドッジボール部のみ。普段は使いづらいシュート設定だが、即落下モズ落としを会得するとかなり強力。特に放課後練習は彼の一人舞台と化す、エキスパート向けキャラである。
- あきし
- ドッジボール部に所属するがスポーツ万能。PCドッジのみに登場するキャラ。
- なりたか
- 花園高校所属。彼は唯一の特殊キャラ。必殺シュートは通常キャラが7に対し3歩。ダッシュジャンプシュート(必殺)も彼だけは普通ジャンプでだせる。そして特筆すべきは外野で必殺シュートを打てるただ一人のエリートである。但しスタミナは無い。
[編集] ダウンタウン熱血物語
- はせべ(声優:冬馬由美)
- フルネームは長谷部和美(はせべ かずみ)。冷峰学園3年。誕生日は3月1日。同高校の生徒副会長。くにお、やまだと同じ中学校の出身で、当時の伝説的なスケ番と同一人物だったという噂も。くにおに好意を持っていて、何かと彼をサポートする。
- やまだ(声優:高木渉)
- フルネームは山田大樹(やまだ たいき)。冷峰学園3年。同高校の生徒会長だったが、後に明暗高校に転校。文武両道の冷峰学園内でも優秀な生徒で、力もあり、人望も厚い。が、それはかりそめの姿で、実力は本物でもとても腹黒くセコい性格。くにお、はせべと同じ中学校の出身で、当時はくにおとは親友、はせべには好意を抱いていたが、はせべがくにおに想いを寄せていると知ったことが原因で落ち込み、陰湿な性格になり、くにおに憎悪の感情を抱くことになる。そして彼は何者かと接触して怪しい技を身につけ、ダブルドラゴン兄弟を転入させ、彼らを操りそれまでの生徒会長だったおにづかを辞任させて生徒会長に就任、冷峰学園をシメ、近隣の高校を制圧。代表的な必殺技はやまだのじゅつ。物を浮かせ相手にぶつける技である。
- まみ
- フルネームは島田真実(しまだ まみ)。花園高校2年。りきの恋人。無邪気で可愛い性格。ダブルドラゴン兄弟にさらわれたこともある。
- ダブルドラゴン兄弟
- 兄のりゅういち(フルネーム:服部竜一 - はっとり りゅういち)、弟のりゅうじ(フルネーム:服部竜二 - はっとり りゅうじ)からなる双子の兄弟。ともに冷峰学園3年生だが以前は服部学園という忍者学校に通っていた。謎の拳法を操る格闘の達人。やまだに操られ、近隣の高校をシメる。代表的な必殺技は龍尾嵐風脚(ともに使用)爆魔龍神脚(りゅういち)天殺龍神拳(りゅうじ)。「見たことも無い格闘術」と称される彼らの技(名前はりゅうじが考えている)だが、後に「旋風脚」「爆裂キック」「アッパー」としていろいろなキャラが使えるようになり、ちょっと形無しである。基本能力もシリーズを追うごとに低下し、物語では最強クラスの能力値だったのが、行進曲では必殺技以外は平凡、時代劇では弥五郎(五代)と同レベル、新記録に至っては全キャプテン中最低クラスの能力値になっている。何故か犬(りゅういち)と猫(りゅうじ)が大嫌い。顔グラフィックは取扱説明書に載っているイラストとは似ていない別物(同社のゲームダブルドラゴンの主人公・ジミー&ビリーと同じ)だったが、熱血べーすぼーる物語でイラストと同様のものに変更される。
- ごうだ
- フルネームは豪田剛(ごうだ つよし)。宝陵高校3年。誕生日は5月3日。砂織(さおり)という体が弱くおとなしい妹がいる。妹想いでさおりを庇って強くなったが、その妹想いが原因でやまだの策略にはまり、くにお、りきの前に立ちはだかったこともあった。本当は曲がったことが嫌いな正義漢で、剛直な性格。必殺技は頭突きスペシャル。趣味は折り紙。
- ごだい(声優:千葉繁)
- フルネームは五代奨(ごだい すすむ)。谷花高校3年。角刈りで木刀命な武器の達人。ハリセンなども使う。わけのわからない性格で、キレると手がつけられないほど暴れる。ただし普段からキレているような目つきをしている。ごうだを気に入っている。ダブルドラゴン兄弟に闇討ちにあい、支配されたこともあったが、豪田がくにお、りき方に付くと冷峰をあっさり裏切るというシナリオもある。代表的な必殺技は棒術スペシャル。せんべいが好物。そのインパクト抜群のキャラゆえか、非常に人気のあるキャラで、登場作品はくにお、りきに次いで多い。
- おにづか
- フルネームは鬼塚崇(おにづか たかし)。冷峰学園3年。元冷峰学園生徒会長。顔が怖いが、真面目で正義感、道徳心、規律心、リーダーシップが強い。冷峰四天王を統率する。代表的な必殺技は大車輪投げ、人間ドリル。
- こばやし
- フルネームは小林政男(こばやし まさお)。冷峰学園3年。冷峰四天王の中でも最強の実力を持ち、学園そのものを牛耳る力もあるが何故か一歩引いている。上流階級家庭だったが父の経営会社の倒産の影響で現在は貧困。昔の名残なのか少々キザな性格。代表的な必殺技はマッハチョップ(後のグライドチョップ)。
- もちづき
- フルネームは望月駿(もちづき しゅん)。冷峰学園3年。冷峰四天王の一人。”かっとびのもつ”の異名を持ち、足がめちゃくちゃ速い。喧嘩でも足の速さ、動きの速さを武器とする。冷峰の幹部の中では明朗で潔い性格。代表的な必殺技はニトロアタック。
- たいら
- フルネームは平清文(たいら きよふみ)。冷峰学園3年。冷峰四天王の一人。弱いわけではないが、はったりを使って精神的に優位に立って喧嘩をする。代表的な必殺技はばく転バスター、マッハ踏々。
- きのした
- フルネームは木下忠(きのした ただし)。冷峰学園3年。冷峰四天王の一人。顔つきは恐ろしく、女の子にその顔をバカにされて以来、逆らう者は誰でも容赦しない、凶暴で残忍な性格になってしまった。白鷹工業高校のにしむらを配下に持つ。代表的な必殺技はデビルチェーン。にしむらの台詞を見ずに彼に会わないまま校門前まで行ってしまうという人も多いらしい。
- にしむら(声優:郷里大輔)
- フルネームは西村成孝(にしむら なりたか)。白鷹工業高校3年。太っていてメガネを着用。体力とパワーは凄まじいが動きが遅く、なにより肉体的、精神的に打たれ弱い。他に例を見ない、妙な言葉を口走る癖がある(語尾に「ぴゅー」)。代表的な必殺技は溜めパンチ、張手スペシャル。
- さわぐち
- フルネームは沢口靖夫(さわぐち やすお)。白鷹工業高校2年。自称白鷹のNo.2だがパシリにしか見えない。実際、実力は極めて低い。
- そのかわ
- フルネームは園川薫(そのかわ かおる)。千里台高校2年。誤解により花園高校を打倒しようとしていたが、くにおに敗れて以来追っかけとなる。代表的な必殺技はびっぐばんぐ。FC版熱血物語では名無しキャラの一人だった。
- かみじょう&やまもと
- 上條恒男(かみじょう つねお)と山本憲之(やまもと のりゆき)。ともに影村学園3年。いつもつるんでいる。冷峰に認められようとくにお、りきをねらうが、実力はさほど無い。
[編集] ダウンタウン熱血行進曲
- すがた
- フルネームは姿三十朗(すがた さんじゅうろう)。熱血高校2年。父と兄が警察官で自身も正義感の塊。無鉄砲な性格故状況を悪化させる事も。くにおを師と仰ぎ、慕っている。代表的な必殺技は爆弾パンチ。
- ななせ
- フルネームは七瀬遥(ななせ はるか)。熱血高校2年。すがたの良き理解者で、冷静沈着な男の子。癖毛。代表的な必殺技はダブルチョップ。
- ももぞの(声優:杉本沙織)
- フルネームは桃園里美(ももぞの さとみ)。熱血高校2年。元気印の女の子。すがたに好意を寄せる。冷峰学園女子バレー部のもりさわ(フルネーム:森沢博子 - もりさわ ひろこ)とは中学時代の同級生で、タッグを組んでくにおにビーチバレーで立ち向かった事もある。
- いちじょう
- フルネームは一条勇人(いちじょう はやと)。熱血高校1年。華奢で、中学校では典型的な苛められっ子だった。時代劇では雑魚キャラとしてちゃっかり登場。
- たかみね
- フルネームは鷹峰昇(たかみね のぼる)。熱血高校1年。柔道部員で格闘センスに見込みがある。家はあまり裕福ではない。
- もりもと
- フルネームは森本健一(もりもと けんいち)。熱血高校1年。演劇部員。一見気が弱く、何の取柄もないようだが…?
- さおとめ
- フルネームは五月女光(さおとめ ひかる)。花園高校2年。美男子で頭も性格もよい。15歳までは海外で過ごしていた。中国拳法と気功術を使えるが、本来は暴力を嫌う。何故か(“正義”に関する意見の食違い、という説もあるが)すがたに対抗意識を燃やす。こう見えても女性は苦手。代表的な必殺技はオーラパンチ。
- まえだ
- フルネームは前田亨(まえだ とおる)。花園高校3年。ある程度の力と打たれ強さを持つが、スピードは低い。喧嘩早い性格に似合わず犬好きで金槌。現在はりきと友好関係にあるが、嘗ては敵対して敗れた事もある。
- よしの
- フルネームは吉野光明(よしの みつあき)。花園高校2年。家族は音楽一家で、自身も吹奏楽部に所属し音楽を愛する。イヤラシ本に目がない。足が速く、パワー自慢の花園チームにあって貴重な存在となっている。
- わしお
- フルネームは鷲尾修二(わしお しゅうじ)。花園高校2年。元野球部員。ある理由で退部してしまったが、熱血べーすぼーる物語でりきの説得により復活。代表的な必殺技はマッハ叩き。
- しみず
- フルネームは清水浩一(しみず こういち)。花園高校2年。典型的なツッパリで実力はパッとしない。ミーハー。代表的な必殺技はハリケーンクラッシュ。
- はやさか
- フルネームは早坂良麻(はやさか りょうま)。冷峰学園3年。勉学を好む秀才で、もちづきの親友。代表的な必殺技は加速落とし、マッハ叩き。
- おとなし
- フルネームは音無京助(おとなし きょうすけ)。冷峰学園1年。冷峰の生徒としては珍しく孤独を好む。宗教勧誘からもりもとを救った事もある。代表的な必殺技は脳天チョップ。
- あいはら
- フルネームは藍原静(あいはら しずか)。冷峰学園2年。控えめな性格で、ぼーっとしていることが多いが、怒ると怖い。冷峰のマスコット的存在。
- くまだ
- フルネームは熊田重蔵(くまだ じゅうぞう)。スポーツ学校として知られる虎島実業第四高校3年。柔道で世界一を目指す米穀店の息子で、苛めと弱い者を共に嫌う。代表的な必殺技は背負いスペシャル、人間魚雷。
- はやみ
- フルネームは速水武士(はやみ たけし)。隼商業高校3年。サッカー部で鍛えた脚力以外は謎に包まれた男。バイク好きで変身ができるとかできないとか・・・!!!代表的な必殺技はハリケーンクラッシュ。
- きりしま
- フルネームは霧島裕子(きりしま ゆうこ)。宝陵高校2年。激情家でお祭り好き。気が強く男勝りだが優しい一面もある。
- とうどう(声優:緑川光)
- フルネームは藤堂護(とうどう まもる)。冷峰学園3年。誕生日は3月8日。大企業藤堂グループの会長の末っ子。キザで、容姿端麗頭脳明晰。女生徒にモテる。不良、特にくにおが嫌い。他の学校を潰そうと考えている。自ら手を出す事はなく実力不明だが、時代劇ではラストボスとして、くに政と直接対決を繰広げている。
[編集] くにおくんの時代劇だよ全員集合
- まつど
- フルネームは松戸京介(まつど きょうすけ)。冷峰学園の生徒で、科学部員。変身が得意。ゲームでは仁左衛門を演じている。
- ねだち
- フルネームは根立克行(ねだち かつゆき)。白鷹工業高校の生徒。関節技に精通している。ゲームでは半四郎を演じている。
[編集] びっくり熱血新記録
- ジョニー
- オクラホマハイスクールの生徒。高水準の運動能力を持ち、特にスピードはもちづきと並んで最速。とうどうに呼ばれ熱血新記録のために来日。その後渡米したくにお、りき、ごだいとストリートバスケットチーム”熱血ダンクヒーローズ”を結成し、スピードを武器にして戦う。しかも頭突き、旋風脚、爆弾パンチ、爆裂キック(?)などいろいろなキャラのステータス技を使える。
- ラファエル
- オクラホマハイスクールの生徒。大きな瞳と褐色の肌を持つ。最高レベルのパワーとタフネスを併せ持ち、格闘競技が得意。
- ジミー
- オクラホマハイスクールの生徒。竜一・竜二らと同じ顔をしている。「ダブルドラゴン」シリーズの主人公であるジミー・リーと同一人物と思われる。
[編集] 熱血べーすぼーる物語
- たちばな
- フルネームは立花辰巳(たちばな たつみ)。熱血高校3年。野球部主将だったが甲子園に出場できず、廃部の危機にさらされるが、すがたのおせっかいによって救われる。
- りか
- フルネームは朝野里佳(あさの りか)。熱血高校2年。野球部マネージャーで、たちばなの彼女。すがたも想いを寄せる。病魔に冒され、医者もあきらめたらしいが・・・。
- くにこ
- フルネームは芦野久仁子(あしの くにこ)。熱血高校1年。野球部の代理マネージャー。くにおのファンで追っかけ。バイクを乗りこなす。
- にしの
- フルネームは西野玉絵(にしの たまえ)。花園高校1年。まみの中学時代の後輩。宝陵の監督(フルネーム:西野杏 - にしの あんず)は叔母に当る。
- れいか
- フルネームは五条院麗華(ごじょういん れいか)。冷峰学園3年。富豪家の娘でスポーツ観戦好き。高飛車だがごうだには弱い。
- むらさき
- フルネームは紫小次郎(むらさき こじろう)。宝陵高校3年。剣の達人。紫色の髪と「美しき剣術家」の異名を持つ。ごうだの妹さおりに惚れる。代表的な必殺技は疾風斬り。両手投両打。
- ふぶき
- フルネームは桜沢吹雪(さくらざわ ふぶき)。宝陵高校3年。「ガッツだよ!」が口癖の姐御肌。
- かざおか
- フルネームは風丘四郎(かざおか しろう)。霧雨実業高校3年。卑怯な性格で風を使いこなせる能力を持つらしい。「熱血物語ex」では同校のボスで、透亀商業を支配している。
- つげ
- フルネームは柘植雷児(つげ らいじ)。服部学園3年。むらさきが服部の生徒からさおりを救ってからか、彼を意識している。
- もちづき
- フルネームは望月司(もちづき つかさ)。服部学園1年。冷峰のもちづきの弟で、走力は兄にも負けない。
[編集] 熱血高校ドッジボール部サッカー編
- みさこ
- 熱血高校サッカー部マネージャー。たかしとともにドッジボール部員に助けを求めに行く。「優勝したらみんなにしてあげちゃう」ことを条件にしたとたんくにお以外の部員も燃え出す。軽い性格。
- たかし
- 熱血高校サッカー部。ポジションはキーパー。全国大会を前に部員のほとんどが食中毒に冒された中、ただ一人中毒をまぬがれた。部の危機にドッジボール部に助けを求める。
- まさ
- 熱血高校サッカー部主将。弱小だった熱血サッカー部が悲願の全国大会のキップを手にしたことを祝って寿司パーティーに行き、食中毒になり、全国大会緒戦を見送ることになる。
- げんえい
- 熱血高校サッカー部のゴールキーパー。「虹をもつかむ」と言われる熱血の守護神だが、悲願の全国大会出場を祝って寿司パーティーに行って食中毒をもらってくる。全国大会ではたった1試合の出場だったが、くにおとともにテクノスジャパンカップの日本代表にも選ばれる。
なお、穴久保幸作の漫画「おれは男だくにおくん」では、くにおがサッカー部の食中毒を引き起こした真犯人として書かれている。
[編集] いけいけ熱血ホッケー部
- よういち
- 熱血高校ホッケー部キャプテン。廃部の危機にさらされるが、くにおのいつものおせっかいによって救われる。才能はあるが、如何せん押しが弱い。
[編集] 熱血格闘伝説に登場
- ダブルタイガー兄弟
- 兄・とらいち、弟・とらじからなる格闘家兄弟。虎のマスクとプロレスラー風のリングコスチュームを着用。日本一の高校生を決めるため格闘大会を開催。ステータスは最高で、あらゆる必殺技が使える。そのうえフィニッシュ攻撃、ダッシュ攻撃、ダッシュジャンプ攻撃、組み投げであるスクリューパイルが恐ろしいほどの性能、威力を持つ。
[編集] 初代熱血硬派くにおくんに登場
- よしひろ
- 大阪からの転校生で熱血高校2年生。ひろしと仲良くなったきっかけで、くにおの仲間になる。喧嘩はめっぽう強いようだが…。
[編集] 新・熱血硬派くにおたちの挽歌
- ケン
- くにおと瓜二つの容姿を持つ男。事故を起こし、くにおが冤罪を受けるハメとなる。その正体は・・・
[編集] ダウンタウン熱血物語ex
- さおり
- フルネームは豪田沙織(ごうださおり)。ごうだの妹で、彼が唯一逆らえない存在。日頃から病弱でいつもいじめられるのをごうだに助けられる(そのため何かと兄を頼る妹萌えの典型)。メガネとコンタクトを併用。今回の騒動でくにこに助けられるも、本人は状況をよく理解していない。
- ひまだ
- フルネームは火間田翔(ひまだしょう)。虎島実業第四高校3年で応援団所属で典型的など根性人間。くまだの応援の帰りに現れる。
(本編には出ないが、設定に出てくる人達)
- 藤原雄介(ふじわらゆうすけ)
- 沼丘工業高校ボス。自称望月の部下。
- 榎田知治(えのきだともはる)
- 星草農業高校3年生ボス。不良に絡まれていた女子高生を助けるが、その間に高校が襲撃に遭うも五代に助けられ失脚する。しかし、その後反五代グループを結成した。
- 篠塚準次郎(しのづかじゅんじろう)
- 又川工業高校3年生でボス。剣技、武術に優れ無口。ダブドラ兄弟に敗れ行方不明に。
- 梶十郎(かじじゅうろう)
- 紫苑山学園3年生で元ボス。木城に敗れナンバー2に降格。
- 木城(きしろ(名前は不明。))
- 紫苑山のボス。真の四天王と呼ばれる内の一人。
- 野元茂樹(のもとしげき)
- 星の丘西高校3年生でボス格。
- 鶴岡伸二(つるおかしんじ)
- 透亀商業高校3年生でボス。風岡に反発する。
[編集] 関連項目
カテゴリ: アーケードゲーム | ファミリーコンピュータ用ソフト | ゲームボーイ用ソフト | PCエンジン用ソフト | スーパーファミコン用ソフト | メガドライブ用ソフト | ゲームボーイアドバンス用ソフト | X68000用ゲームソフト | アクションゲーム | スポーツゲーム | 1986年のコンピュータゲーム | くにおくんシリーズ | コンピュータゲームのシリーズ