特定失踪者問題調査会
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特定失踪者問題調査会(とくていしっそうしゃもんだいちょうさかい)は北朝鮮による拉致の可能性を調査する団体。平成15年(2003年)に、救う会全国協議会から分離し設立された。「救う会」から分離した理由は、「特定失踪者」についての調査活動を優先し、政治運動色を弱めること、失踪者が北朝鮮による拉致事件とは無関係だった場合の混乱をを避けるためである。調査会としては、愛する家族が失踪したまま生死がわからないのことは悲惨なことであり、どのような原因であっても一日でもはやく家族との再会や真相の究明がなされることを望んでいる。
代表は荒木和博(拓殖大学教授)。現在までに同会が調査・発表した、「拉致の疑いが否定できない特定失踪者」は、250人以上にのぼり、内「拉致の疑いが高い」とした失踪者は30人以上に達している。
2005年10月から、拉致被害者への呼びかけを目的とした短波放送しおかぜを放送している。