北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(きたちょうせんにらちされたにほんじんをきゅうしゅつするためのぜんこくきょうぎかい)、通称「救う会」は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による日本人の拉致被害者のために結成して、日本政府に解決を求めている市民団体である。1998年4月より活動を開始した。
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[編集] 概要

北朝鮮の工作員らによる日本人拉致被害者を救出するために結成された。基本的には、拉致された人の親族や友人らにより結成されているが、国民の関心も高いため、大学教授等の有識者や朝鮮半島関連の研究者など多方面に亘り多数参加している。また、与野党の国会議員で結成された「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟(「拉致議連」)とも連携して活動を行っている。
拉致議連にはタカ派とされる政治家が多く参加しており、保守系の団体と見られることが多い。だが、佐藤勝巳会長は、思想や立場の如何を問わず北朝鮮に拉致された日本人を救出することに同意する人なら誰でも参加できると述べている。そのため、右翼活動家、時には暴力団員などが活動に参加するケースもある。[1]。
[編集] 代表
[編集] 脚注
- ^ 住吉会系右翼団体「日本青年社」幹部である水野孝吉は「新潟救う会」の幹部を務めており、これが原因で「新潟」は分裂する騒ぎになっている。また、建国義勇軍・国賊征伐隊による脅迫・爆破事件に関与していた木村岳雄は「救う会熊本」の理事であった。「救う会」は、2006年9月に暴力団員を運動に参加させたとして、「救う会いばらき」の代表幹事を全国協議会幹事の役職停止とする処分を決めた。
[編集] 関連項目
- 北朝鮮による日本人拉致問題
- 北朝鮮による拉致被害者家族連絡会
- 特定失踪者問題調査会
- 人権団体
- プロパガンダ
- 対日有害活動