田村岳斗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
田村 岳斗(たむら やまと)は、元フィギュアスケート選手、現在はプロスケーター兼コーチの他、フィギュアスケート中継の解説者もつとめる。1979年5月28日生まれ青森県八戸市出身。身長174cm。日本大学通信教育部経済学部卒。
[編集] 概略
東北高校3年生在学中の1998年2月、長野オリンピックに出場。端正な容姿で「シェルブールの雨傘」のプログラムをしっとりと演じる姿に、特に女性ファンから大きな人気が集まる。四回転に挑み続けたジャンパーでもあり、日本人として初めて四回転-三回転および四回転-三回転-二回転のコンビネーションジャンプを公式試合で成功させたスケーターである。トウ系ジャンプに比べエッジ系ジャンプが苦手で、特にトリプルアクセルには苦労をしていた選手であった。
同じ東北高校出身で同じ長久保裕コーチの指導を受けていた後輩に、男子では長野五輪15位、ソルトレーク五輪4位入賞の本田武史、女子では長野五輪13位、トリノ五輪金メダリスト荒川静香らがいる。
現役最後の年には「宇宙戦艦ヤマト」のプログラムを力強く演じ、「自分の名前とひっかけたのか?」「男らしくタフなプログラム」と、フィギュアスケートファンに強いインパクトを与えた。
現在は醍醐FSCのコーチとして澤田亜紀、神崎範之、村元小月ら多くの選手を指導しており、キス&クライ・エリアで選手の隣に座る姿を見ることもできる。なお田村はJ SPORTSのウェブサイトでコラムを執筆しているが、その筆力は日本人アスリートの平均を大きく凌駕するものである。
[編集] 主な戦績
全日本選手権
NHK杯*
冬季アジア大会
- 2003年 4位
四大陸選手権
世界選手権
長野オリンピック
- 1998年 17位
[編集] 外部リンク
1929: 久保信 | 1930: 老松一吉 | 1931: 佐藤金吾 | 1932-1934: 片山敏一 | 1935: 北川静二 | 1936-1937: 片山敏一 | 1938: 神田博 | 1939-1940: 有坂隆祐 | 1946-1947: 有坂隆祐 | 1949: 酒井克巳 | 1950: 有坂隆祐 | 1952: Jack.B.Johnston | 1953: 小林正水 | 1954: 大橋和夫 | 1955: 杉田秀男 | 1956-1965: 佐藤信夫 | 1966-1968: 小塚嗣彦 | 1969-1971: 樋口豊 | 1972-1976: 佐野稔 | 1977: 五十嵐文男 | 1978: 松村充 | 1979-1981: 五十嵐文男 | 1982: 染矢慎二 | 1983: 小川勝 | 1984-1986: 小川勝昇 | 1987-1988: 加納誠 | 1989: 藤井辰哉 | 1990-1992: 鍵山正和 | 1993: 及川史弘 | 1994: 天野真 | 1995-1996: 本田武史 | 1997: 田村岳斗 | 1998: 竹内洋輔 | 1999-2000: 本田武史 | 2001: 竹内洋輔 | 2002: 本田武史 | 2003: 田村岳斗 | 2004: 本田武史 | 2005-2006: 高橋大輔 | |