田面沢駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
田面沢駅(たのもざわえき)は、かつて埼玉県入間郡田面沢村(現在の埼玉県川越市小ヶ谷近辺)に存在していた、東上鉄道(現在の東武鉄道東上本線)の鉄道駅である。
1914年5月1日の東上鉄道開通と同時に、同鉄道の終着駅として開業した。入間川の東岸に位置しており、入間川を渡る橋梁が完成するまでの暫定駅だったとする説が有力である。
1916年10月27日入間川橋梁が完成し、坂戸町駅(現坂戸駅)まで路線が延長されると同時に川越町~田面沢間が廃止された。わずか2年半ほどの営業期間であった。この事から、田面沢駅は、現在の東上線の路線上には無いことが推測できる。 夏の間だけ営業していたと言う説もある。 首都圏の通勤路線における廃止駅という比較的珍しい存在である為、しばしば鉄道ファンの話題にもなるが、駅の位置を特定出来る遺構などは残っていない。
[編集] 隣駅
- 川越町駅(現、川越市駅) - 田面沢駅