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鉄道ファン - Wikipedia

鉄道ファン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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Disambiguationこの項目では趣味の一つである鉄道ファンについて説明しています。雑誌『鉄道ファン』については鉄道ファン (雑誌)をご覧ください。

鉄道ファン(てつどうファン)とは、鉄道、またはこれに関する事象を対象とする趣味鉄道趣味)を持っているのことである。

本項では主に日本の鉄道ファンおよび鉄道趣味について述べる。

列車を撮影する鉄道ファン(台湾北廻線漢本駅)
列車を撮影する鉄道ファン(台湾北廻線漢本駅)

目次

[編集] 鉄道ファンの構成・特徴

大多数が男性である。女性もいないわけではないが圧倒的に少ない。ただしかつては女性の鉄道ファンは皆無に近かったのに対し、現在ではそれなりにまとまった人数がいる。鉄道での旅を特に好む女性は少なくないものの、その多くはローカル線などの雰囲気を愛好するにとどまり、ファンの領域まで踏み込むのは少数に限られる。

幼年期の男の子は、その多くが鉄道や自動車などの乗り物に興味を示すが、10代半ばからは、他の趣味(音楽・スポーツ・芸術・本、乗り物でも主に車・バイク、或いは飛行機や船、軍事系)に移行することが多い。しかし、一部の人々は鉄道に対する興味をより深めていき、「鉄道趣味」と呼ばれる趣味を楽しむようになる。

鉄道ファンは、航空・船舶ファン等他の交通機関のファンを掛け持ちするファンも存在する。また、自家用車を保有する鉄道ファンは数多く、趣味活動(主に撮影)に自家用車を使う人もいる。鉄道ファンだからといって鉄道しか使わないということはもちろんなく、趣味活動の効率を上げるために自家用車や航空機等を使う鉄道ファンも多い(例:東京から九州に鉄道旅行に出かけるとき、道中を楽しむより滞在時間確保を優先して往復に航空機を利用する、等)。しかし逆に、鉄道のみに乗り、自動車や航空機などに乗ることを拒否する鉄道ファンも当然いる。


[編集] 呼称について

「鉄道ファン」に対する呼称は一様ではなく、時代や文脈によってさまざまに分かれている。以下、呼称について各呼称ごとにその由来・時代変遷を述べる。

[編集] 通常呼称・俗称

[編集] 「鉄道ファン」

現在最も一般的かつ無難な呼称。後述するように昭和30年代頃までは「鉄道マニア」が通常呼称であったが、ファン層の質の低下が原因で差別色を帯びてきたため次第に嫌われるようになり、代用として急速に使用が広まったものである。

英語でも鉄道趣味人のことは「railfan」といい、日本語でも「レールファン」という表現が用いられることがある。

なお、「鉄道ファン」は同名の雑誌を発行する交友社商標登録しているが、「雑誌、新聞」というジャンルに限った呼称の登録であるため、一般的な使用や、「雑誌、新聞」以外のジャンルでの商業的使用にはまったく問題がない。

[編集] 「鉄ちゃん」

最も一般的な俗称。「~ちゃん」という愛称形をとっているため、親しみを込めた文脈から差別的な文脈まで広く用いられ、ファン自身が卑称扱いで自称することもある。発生時期は明確でないが昭和40年代頃とみられ、元は卑称・蔑称であったともいわれる。

なお、「鉄ちゃん」の語は、一般のゲームプレイヤーにも人気を博した鉄道運転ゲーム『電車でGO!』のナビゲーション役キャラクターの名前としても用いられている。

[編集] 「鉄」

最近中立的名称として広く使用が認められる語。「てつ」・「テツ」と仮名表記することもある。

この語の特徴はシンプルであるがゆえに造語性が高いことで、列車に乗ることを趣味とする人(駅の周りを探索するいわゆるぶらり途中下車の旅を含む場合もある)を「乗り鉄」、列車の撮影を趣味とする人を「撮り鉄」、走行音または発車メロディなどを録音、または走行中の列車を録画する「録り鉄」(とりてつ)、廃止直前の路線や廃車間近の車両を趣味の対象とする人(またはその行為)を「葬式鉄」(マナーの悪い葬式鉄に関しては「葬式」と呼ぶことがある)のように呼ぶ。また、列車の部品などを盗む人や、鉄道車両を撮影する人達の集まりを盗撮する人を「盗り鉄」と呼ぶ(部品を盗む行為は無論犯罪である)。

更に派生語として、鉄道に関する情熱の度合いを「鉄分」と表現し、鉄道ファンでない人を「非鉄」と鉄道ファンが呼ぶこともある。また、漫画『鉄子の旅』の影響で、女性の鉄道ファンを「鉄子」と呼ぶ習慣もできつつある。

[編集] 「鉄道趣味者」「鉄道趣味人」「鉄道愛好者」「鉄道愛好家」

「鉄道ファン」の和訳とでも称するべき呼称。一部で用いられるが、日本語として据わりが悪いためかあまり一般的な言葉ではない。

[編集] 「鉄キチ」

「鉄道キチガイ」の略。類語として「汽車キチ」などもある。言葉としては差別的であるが、文脈上は必ずしも明確な差別意識を持って用いられるとは限らない。昭和40年代頃広く用いられた用語であるが、現在は廃れている。

[編集] 「鉄道マニア」

卑称・蔑称のもっとも代表的なもの。 ただし昭和30年代頃までは普通に鉄道ファンを指す呼称として用いられており、ファン自身が通常の言葉として用いている例も多い。先述の通り、少なくとも当時は「鉄道ファン」よりも一般的な用語であった。しかし後述するようなファンの質の低下により「マニア」の語が持つ差別性がクローズアップされ、次第に蔑称として認識されるようになった。

現在も差別意識なしにこの語を使用する人も多く、このため必ずしも「蔑称」とは言い切れない面があるが、差別的・否定的な文脈での使用例が多いのも事実であるため、こう呼ばれることを好まない鉄道ファンも多い。

なお英語の「railway mania」は日本語でいう「鉄道マニア」のことではなく、鉄道の創生期に鉄道敷設や鉄道会社への投機に熱中した「鉄道狂」のことを指し、鉄道趣味とは関係ない。

[編集] 「鉄道オタク」「鉄道ヲタク」

卑称・蔑称のうち、最近広く用いられているもの。

オタク」「ヲタク」という語の浸透とともに起こったもので、「一般人にはよく分からないディープな世界」である鉄道趣味の性質をいわゆる「オタク」であるとみなして作られた語である。こちらは上記の「鉄道マニア」と違って当初より明らかに卑称・蔑称であり、質の悪いファンを指す「鉄オタ」「鉄ヲタ」の元となっているほどである。このためファンの多くは「鉄道マニア」以上にこの呼び方を好まない傾向がある。また、(内容のほとんどは鉄道とは関係ない)オタク文化を扱うテレビ番組において「鉄道オタク」という言葉が使われ、(実際は明らかにそうでないにもかかわらず)鉄道趣味者は全員「鉄道オタク」であるかのような解説がなされていることも、この語を浸透させる要因にもなっている。

[編集] 「鉄オタ」「鉄ヲタ」

卑称・蔑称のうち最も卑下・軽蔑の意図がこもった呼称。元は「鉄道オタク」「鉄道ヲタク」の略称であるが、特定の傾向を持つ集団を指す意図で用いられる。ただし、一部の鉄道ファン(特に2ちゃんねらーに見られる)には自嘲的あるいは自虐的に「鉄オタ」または「鉄ヲタ」を自称する場合もある。

[編集] 鉄道マニアによる迷惑行為

鉄道マニアの中にはマナーを全く弁えず、迷惑行為を繰り返す者もいる。鉄道を撮影する為に他人の敷地に無断侵入したり、ゴミを持ち帰らずによそにばら撒く鉄道ファンが各地で目撃されている。挙句の果てには、鉄道会社の展示物や備品を盗むという犯罪すら横行しているほどである。

日本でこのような質の悪い鉄道ファンが増加したのは、1970年代の蒸気機関車全廃に伴う「SLブーム」でファン層が著しく広がり、それに続く「ブルートレインブーム」で若年層がよりいっそう流入したことが原因であると考えられている。この時代、列車撮影が盛んになるとともに、撮影名所での場所取り・不法侵入・危険な領域への突入・破壊窃盗行為・列車妨害等々の無法な行為や、過熱した若年の鉄道ファンが駅で夜行列車撮影のために深夜徘徊することが問題になった。

エスカレートしすぎたゆえに、1976年には小学生が写真撮影のために線路敷内に侵入し、列車に轢かれて死亡する事故(→「京阪100年号」事故)が発生し、大都市近辺における蒸気機関車の保存運転が事実上不可能になるなど、ファン自身が自らの首を絞めるような事態にまで発展している。

鉄道ファンは自動車ファンなどと異なって趣味対象を直接所有することは極めて難しい。鉄道関係のイベントで解体された車両の備品などを購入できたり、車両そのものを譲渡あるいは寄贈してもらったり(斎藤茂太など)するケースはあるが、後者には相応の資金力やコネクションが要求される。[1]その欲望を少しでも満たすために、保存車両や鉄道敷地内に忍び込んで備品を盗んだり、備品購入費用に充てるために金品を盗む者も中にはいる。[2]。この対策として、保存車両の備品の一部をレプリカに差し替える鉄道会社や団体もある。

[編集] 鉄道趣味の分野

以下は鉄道趣味とされる趣味の例である。

ただし内容を第3者に漏らすことなどは電波法で禁じられている。
  • 鉄道施設(軌道構造物・駅舎等の建物・橋梁・トンネルなど)の撮影・研究など
    • レール(主に分岐器)の撮影など
  • 駅務機器マルス端末機など)の調査研究
  • 運転業務の調査研究
  • 鉄道工学の調査研究
  • ATSを含む保安装置、鉄道の安全にかかわる研究
  • 鉄道に関わる法規の研究。なお「注解鉄道六法」という本も出版されている。

その他にもある。

  1. 上記の各カテゴリについては、兼任する者が多数存在する。

[編集] 市場規模

野村総合研究所オタク市場予測チーム による「オタク市場の研究」(東洋経済新報社)によると、鉄道ファンは約2万人、市場規模は40億円と見なされている。趣味の分野によってつぎ込む金額は異なるが、模型、コレクションの分野では支出額が大きくなると分析されている。

[編集] 日本における鉄道趣味の歴史

[編集] 黎明期~戦前

鉄道を趣味の対象とする行為の歴史は古く、鉄道の歴史とともに始まったといわれる。ただし明確な「鉄道趣味人」の登場までには少しばかり時間がかかったようだ。詩人童話作家の宮沢賢治は鉄道に関心を持ち、自作の中に多くの鉄道を用いた描写があるが、現代的な意味での「マニア」とはいささか異なる。

明確に「鉄道を職業とは異なるレベルで探求する」という人物は1902年から1907年にかけて全国の鉄道写真を撮影して回った岩崎輝彌(1887~1956)と渡邉四郎(1880~1921)をもって嚆矢とするといわれる。この二人が写真家の小川一真に依頼して撮影した膨大な写真は、「岩崎・渡邉コレクション」として交通博物館に所蔵されていた。鉄道創世期における「鉄道マニア」は経済的に裕福な層が中心であった。岩崎輝彌は三菱財閥創始者の岩崎家の一員であり、渡邉四郎は渡邉銀行創立者の一族である。また、大正時代にすでに機関車や一等車を趣味で乗り比べていた内田百間は陸海軍の学校や大学で語学を教える教授だった。

当時の一般庶民の生活水準を考えると、鉄道趣味を含めた、今日的な趣味を行うだけの余裕はなかった。一般庶民のなかに鉄道趣味が浸透するのは、さらに時代が下ってから(一般的には1970年代以降)になる。

昭和初期には「鉄道」(1929年)「鉄道趣味」(1933年)「カメラと機関車」(1938年)といった鉄道趣味を専門とした雑誌も発行されるようになった。もっとも、これらの雑誌は流通機構に乗って発売されていたわけではなく、発行部数も読者数も極めて僅少であった。この頃から活躍していた鉄道趣味人としては西尾克三郎、高松吉太郎、亀井一男、本島三良、宮松金次郎らが挙げられる。彼らは鉄道写真の大家としても成し、膨大な写真コレクションの数々は今でも十分活用されている。

しかし、昭和10年代になり、国内が次第に軍国主義に傾いていくと、鉄道の軍事的側面が重視されるようになり、軍事機密保護上の理由で高所からの撮影が禁止となるなど、鉄道趣味に対する制約が厳しくなっていった。また戦時体制により用紙の統制が進んだこともあって上記の雑誌も1940年頃までにすべて廃刊に追い込まれ、以後は太平洋戦争の終結まで鉄道趣味活動は事実上、不可能となったのである。

だが、一部の鉄道趣味者は、厳しい看視の目をかいくぐり、涙ぐましい努力と危険を冒しながら趣味活動を続行していた。駅構内などで鉄道車両に直接カメラを向けたり、車両番号をノートに書き留めたりする行為は完全に御法度であり、もし見つかれば、スパイ容疑による厳しい取調べが待ち受けていた。当局の許可を得てようやく撮影した写真も、検閲により容赦なく葬り去られるなど、鉄道趣味の暗黒時代であったが、周囲の目をごまかすため、数学の教科書の行間に車両番号を書き留めたというエピソードはよく知られている。

また、戦争による影響はこうした趣味活動の面のみにとどまらず、戦前に趣味者が蓄積・収集した写真などの記録や各種資料が、空襲により焼失したり、終戦直後の外地からの引き揚げの際にやむなく放棄されたりして多数失われている。

[編集] 戦後

終戦後は国内情勢が混乱していたとはいえ、鉄道撮影に関する制約が少なくなったため、戦後間もない頃でも多くの鉄道写真が一部の趣味者により撮影されている。また、進駐軍が持ち込んだカラーフィルムの一部が日本人向け市場に流れ、鉄道趣味者の手に渡ってカラー写真による鉄道の記録が残されるようになるのもこの頃である。当時のカラーフィルムは高価で品質や性能も良くなく、感度が低く光線漏れが起こりやすい上に経年により退色しやすかったため良質のカラー写真は数が少ないが、近年ではコンピュータによる画像補正技術の進歩と普及により、劣悪であった当時の写真が貴重な記録として日の目を見るケースも多くなっている。

戦後の鉄道趣味雑誌としてはまず1947年に「鉄道模型趣味」が創刊されている。これは本来は鉄道模型の専門誌であるが、実物の鉄道車両に関する記事も掲載されていた。1951年、はじめて一般流通機構に乗った鉄道趣味雑誌「鉄道ピクトリアル」が創刊された。

1953年には日本初の全国規模の鉄道愛好団体である鉄道友の会が設立された。また、旧華族昭和天皇の皇女・孝宮と結婚した鷹司平通(乗り物通として知られていた)が交通博物館の館長になったりもした。交通博物館が秋葉原に近い神田に出来たことで鉄道マニアが集結する場所は秋葉原が拠点となり、他の全くジャンルの違うマニアにも秋葉原の集結の影響を少なからず与えた。現在でも鉄道趣味の情報発信基地は秋葉原と言われることも少なくない。

[編集] 1960年代

1960年代に入り、高度経済成長の中、鉄道車両・設備の更新が急速に進められ、秀逸な車両が次々と投入される。だがそれは同時に古い車両の淘汰が進められることと表裏一体であった。またこの時代、道路網の整備とバス路線の拡充により、全国各地の地方私鉄が廃業に追い込まれていった。このような時代背景の中、鉄道趣味といえば鉄道車両・列車とそれに伴う鉄道撮影が主体であった。切符収集などもあったが、少数派であった。

鉄道趣味雑誌としては「鉄道ピクトリアル」に続き、1961年には「鉄道ファン」、1967年には「鉄道ジャーナル」が創刊された。これらも記事の中心は鉄道車両や列車であった。1962年からは「鉄道ピクトリアル」誌上に廃線に関する記事も掲載され、廃線跡趣味の嚆矢ともなった。

[編集] 1970年代

1970年代に入ると蒸気機関車の減少が社会的関心事となり、多くの人々が蒸気機関車の見物や撮影を行うようになった。いわゆる「SLブーム」である。これに乗じた形で1972年に新たな鉄道趣味雑誌「SLダイヤ情報」(1976年に「鉄道ダイヤ情報」に改題)が創刊された。同年には、日本の鉄道開業100周年を記念して、日本初の蒸気機関車動態保存施設「梅小路蒸気機関車館」が、京都市の梅小路機関区の扇形庫を利用して開設され、日本の近代型蒸気機関車16形式17両が同館に収められた。

1976年に蒸気機関車が全廃されると、今度は現在では減少が進む客車寝台特急列車ブルートレイン)を撮影する人々が増えた。いわゆる「ブルートレインブーム」であった。このSLブームとブルートレインブームにより低年齢層を中心に鉄道ファンが急増したが、反面、鉄道ファンの質的低下を問題視する声も出るようになった。もっともSLブームと違ってブルートレインブームは趣味人の中心が小学生中学生であったためか、休日や休日前日の深夜の駅での撮影など風紀上の問題はあったが、マナーの問題はさほど出なかった。

[編集] 1980年代

1978年宮脇俊三国鉄全線完乗を達成し、その過程を綴った『時刻表2万キロ』を発表した。さらに国鉄が「いい旅チャレンジ20,000km」キャンペーンを実施したことや、宮脇のほかに種村直樹の執筆活動もあって、鉄道旅行が鉄道趣味の一分野として定着してきた。

また当時は国鉄分割民営化という、当時としては世界にも類を見ない巨大事業が進められていたことや、川島令三などの執筆活動の影響により、独自の理論を構築する鉄道ファンも増加した。

[編集] 1990年代

鉄道に関する書籍も様々な視野からのものが発行されるようになったことや、情報技術(IT)が普及し、ニフティサーブの鉄道フォーラムやネットニュースfj.rec.railなどによって情報発信・閲覧が容易になったことなどから、次々と新しいタイプの趣味が生まれ、鉄道趣味の多様化が進んだ。1995年頃からWindows95の発売などもあって個人で鉄道趣味に関するウェブサイト電子掲示板を開設する愛好者も増加していった。

[編集] 2000年代~現在

インターネットのさらなる普及で1990年代後半以降に見られた趣味者による個人ホームページ・電子掲示板の開設がますます進んだ。また画像や音声のデジタル化技術が進歩したこともあって、撮影した鉄道画像や録音した鉄道音声の公開・投稿が盛んに行われるようになった。さらには鉄道趣味専門のポータルサイトや電子掲示板サイトを運営する者も現れた。これらによって情報が即時に鉄道ファン同士で交換出来る環境が整い、素早く鉄道情報が入手できるようになった。

[編集] 鉄道趣味サークル

鉄道ファンはもちろん個人でもやっていくことはできるが、鉄道趣味を持つ他者と交流することにより、様々な情報を入手できたり、鉄道趣味の未経験分野に関する見聞を広めることができるなどの利点がある。このため鉄道趣味に関するサークルを作るファンは多い。

[編集] 学校鉄道研究部・研究会

鉄道趣味サークルの代表的なものが、学校のサークル活動・部活動のひとつである鉄道研究部・研究会である。元部員・会員を中心に略して「鉄研」とも呼ぶ。川島令三が芦屋高校鉄道研究部の立ち上げ人であり、東海大学鉄道研究会出身ではあるが、下記に挙げた鉄道ファンの著名人すべてが鉄道研究部・研究会の類に入っていたわけではない。活動中・休部中問わず全国の大学・高等学校・中学校にある鉄道研究部・研究会の数は数えるのが困難なほど多い。

神奈川県には、神奈川県高等学校文化連盟の一組織として、神奈川県高等学校鉄道研究部連盟(神奈川県高鉄連)が存在し、神奈川県内の高校の鉄道研究部等が加盟している。また、毎年行われる神奈川県高等学校総合文化祭において鉄道研究発表会を実施している。高鉄連が存在するのは神奈川県だけである。

[編集] 活動内容

鉄道研究部の活動は各校異なるが、概ね以下のようなものがある。

  • 例会
  • 部誌制作およびそのための取材活動
  • 合宿・旅行(この旅行記を部誌の中心に置いている場合もある)
  • 学園祭・文化祭における出展・研究発表

学校レベルでの部誌の中には、一般書店の鉄道コーナーで販売されるものもある。部誌は白黒の単色刷りのものが多いが、一部にカラー刷りのものもある。研究発表活動は、取材の成果(写真・データなど)や鉄道模型の展示などが基本である。

特に長い歴史と多大な活動実績を持つ鉄道研究部の中には、5大鉄道趣味雑誌(鉄道ファン鉄道ジャーナル鉄道ピクトリアルレイルマガジン鉄道ダイヤ情報)から執筆を依頼されたり、鉄道会社からイベントへの参画が来たりすることもある。

通常、会員はその学校の学生・生徒に限定され、その学校の教職員が顧問を務める。学生時代に会員であった学校出身者によるサークルが存在することもある(例:赤門鉄路クラブ)。

[編集] 一般鉄道サークル

ある一つの学校の学生・生徒だけで構成される学校鉄道研究会だけではなく、一般に入会希望者を募り、活動している鉄道サークルもある。

これらは貸切列車を仕立てた大規模な懇親イベントや鉄道模型の運転会、あるいは貴重な歴史的鉄道車両の保存・維持管理など、個人では不可能な活動を実現することを活動の目的としていることが多い。

[編集] 鉄道高校(鉄道学校

東京都には昭和鉄道高等学校岩倉高等学校という鉄道関係の学科を持つ高等学校が存在する。高校の授業として鉄道が学べることや、在校中にJRや私鉄駅などで実習やアルバイトまで出来ること、鉄道関係各社局への就職率が高い等の理由で鉄道ファンの生徒も多い。

[編集] 日本の鉄道趣味雑誌

鉄道ファン向けの雑誌も多数刊行されている。

また、鉄道模型をもっぱら取り扱う「鉄道模型趣味」(機芸出版社)や「とれいん」(エリエイ)、RM MODELS(ネコ・パブリッシング)といった雑誌もある。Category:鉄道雑誌も参照。

[編集] 鉄道ファンの使う道具

[編集] 時刻表

鉄道ファンにとって時刻表とは、単に時刻を調べるための道具にとどまらず、様々な使用法がなされる。主なものは以下のとおり。鉄道ファンの中には、時刻表を毎月買うのみでなく、月に数冊も(会社別、使用ないしは保存用などの用途別)買うものもいる。

  • 時刻表を見て、架空の旅行計画を立てる(机上旅行) - 日本の沖縄県を除いた46都道府県沖縄都市モノレールが2003年開業したので航空機を入れてここを含め全部にするものもいる)の都道府県庁所在地をいかに早く周るかとか、いかにJR最南端の西大山駅から最北端の稚内駅まで行くかとか。
  • 時刻表を見て、ダイヤグラムを推測する - 列車の行き違い箇所、追い抜き箇所などを推測する
  • 古い時刻表を見て、当時の列車状況などを調べる - 時刻表は当時の鉄道を知る「資料」となるため、明治時代から昭和時代まで、大掛かりなダイヤ改正が合った時期などを中心にいくつかの古い時刻表の復刻版をまとめた、「復刻版時刻表」が販売されることもある。ただし、国鉄は詳細な記録がまとめられているが、私鉄は巻末に大雑把にしか掲載されていない。特に1970年代頃までの私鉄のダイヤを調査することは、興味を持っていた人も少なく、各社独自の資料を入手することもほとんど不可能なため、それ以上の情報を得るのは非常に難しい。

旅行の際、大判の時刻表を持っていくのはかさばるからと携帯版の時刻表を持っていくものも増えているが、それでも大型時刻表を持っていく者も多く存在する。その理由として、複雑な旅行計画を組む鉄道ファンにとって、旅行中に万が一ダイヤが乱れた際行程を立て直すためにはどうしても情報量の多い大型時刻表が要ること、また、列車内や待ち合わせ時間にて暇な際に情報量の多い大型時刻表を見るなどして時間つぶしをすること、さらには、列車のデッキで椅子代わりに使う、列車の座席およびホーム代わりにして使うなど、と言った事が上げられる。人によっては、大判時刻表の必要な部分だけをちぎったり、コピーするものもいる。

大型時刻表の発行元は交通新聞社JTBパブリッシングの2社に現在では集約されたため、好みが大きく別れる。前者の「JR時刻表」は優等列車が赤色表示なので分かりやすいということ、後者の「JTB時刻表」は、国鉄時代において公式時刻表「国鉄監修交通公社の時刻表」として長い歴史があり、ページ割りも国鉄時代とほとんど同じであること、大都市近辺詳細図のページが会社別色別で見やすいこと、「グッたいむ」といった読者投稿コラムが乗っていることなどを、それぞれ利点として上げている。

なお鉄道旅行を主とする鉄道ファン(乗り鉄)では、時刻表をボロボロになるまで使い込み、旅行先に放棄してきて、新しいのを買い直すと言う者(横見浩彦談)や、キャンプの際の焚き付けやちり紙として利用し、帰ってくる時にはページがほとんど無くなっていたという者(種村直樹談)もいる。

紀行作家の宮脇俊三は「時刻表2万キロ」において、自分の国鉄全線完乗を『「列車に乗る」のではなく「時刻表に乗る」』と評しており、様々な面でファンをときめかす要素があるのは確かである。

最近は(社)鉄道貨物協会発行の「貨物時刻表」が貨物列車を撮影する鉄道ファンの必需品となりつつある。

[編集] カメラ

鉄道趣味、特に鉄道写真においてはカメラは欠かすことの出来ない道具である。望遠から広角まで様々な種類のレンズが必要になるため、一眼レフが好んで用いられる。特に一本限りの臨時列車など、一発勝負でミスできない撮影のために、プロ並みに複数のカメラを同時に準備する例もある。通勤中などに不意に変わった車両や変わった運用を目撃したときのため、小型軽量で携行の容易なコンパクトカメラを欠かさず携帯する鉄道ファンもいる。ただしカメラ付き携帯電話の普及で、これで代用するケースも増えている。

銀箱(ぎんばこ)と呼ばれるアルミ製のカメラバッグは、本格的な写真撮影には必須の用具である。もっとも重いため何日も乗り続けるような旅行にはあまり向かない。したがって銀箱を使わずソフトケースを愛用する人も多い。イベントに行き、銀箱を多く見かけると、同好の士が多く来ているな…と感じたりするものである。銀箱にいろいろシールを貼る人もいる。カメラのメーカー名(キヤノンなど)や自分の好きなスポーツチームのシール、人気機関車のナンバーなどがポピュラー。北海道の土産店でよく売られている「熊出没注意」のシールもよく見かける。また、何も貼らないシンプルな銀箱を好む人も多い。銀箱の他に脚立と三脚も必須道具であり、有名な撮影ポイントやプラットホームの先端部分では三脚を立てたファンが集い、熾烈な場所取り合戦を展開することもある。

鉄道写真を趣味とする鉄道ファンはカメラメーカーのよい「お得意様」である。そのため、カメラメーカーが鉄道ファンを支援することもある。たとえば、富士写真フイルムは、「いい旅チャレンジ2万キロ」を後援していた時期もあり、キヤノンは、ファン雑誌でのコンテストを協賛している。鉄道趣味誌にカメラメーカーが広告を掲載することは現在でも多い。

[編集] 自動車

旅行は必ず鉄道というレールファンも多いが、鉄道写真を趣味とする場合、機材の運搬、交通の不便な撮影地への移動手段として車は欠かせないものである。山間部の撮影ポイントや秘境駅などへ移動するために、オフロードバイクを愛用する鉄道ファンもいる。

[編集] 自転車

主に自動車の運転ができない学生の鉄道ファンに多用されている。また、自動車では入れない狭い道を通り、撮影ポイントまで行くのにも使われる。小回りも効く事もあって、多く使われる。その他、公共交通機関を利用しているファンは撮影地への移動手段として、駅などのレンタサイクルを利用することもある。

[編集] 日本以外における鉄道ファン

鉄道発祥の地であるイギリスでは、鉄道趣味は紳士の趣味であると見なされている。保存鉄道や保存車両の運営、維持にボランティア活動や資金カンパなどで積極的に関わる人々も少なくない。そのほか、鉄道を趣味とする人が多い国を列挙すると、アメリカドイツスイスオーストリアオランダルクセンブルクデンマーク北欧諸国といったところであろうか。逆にフランススペインイタリアといった南欧方面では、上記の国々ほどではないにしても、鉄道趣味者は少なくない。

一方、同じヨーロッパでも、ロシア東欧のような元共産国では、既に民主化されてはいるとは言え、鉄道趣味に対する制約は未だに存在している。中国インドブラジル東南アジア諸国のような「新興経済大国」でも、軍事的理由や政情不安などの要因により、鉄道趣味への制約は大きい。発展途上国に至っては、鉄道自体が少ないことと、経済的・軍事的理由により、ほとんど限られた範囲での鉄道趣味となるか、「鉄道趣味」という概念自体が存在しないことも少なくない。自由に鉄道趣味を楽しめるのは日本や欧州、北米に限られ、世界的に見れば極めて限られている。

鉄道趣味が大々的に存在する国は、ほぼ例外なく「平均的な」個人所得が高い国、即ち「国民全体が裕福である国」である国が多い。新興経済大国のような貧富差の大きい国や、発展途上国のような経済的に貧しい国・紛争が絶えない国では、大多数の国民は、生活するだけで精一杯であることが当たり前であり、趣味にお金をかけるような余裕は考えられないのである。

ただし、日本国外における鉄道趣味を論じるにおいては、日本語で「趣味」という意味が充てられている英単語"Hobby"が、日本の「趣味」とは、概念が異なることを忘れてはならない。一般論として、日本で「趣味」と呼ばれているものは、英語では"Hobby"ではなく"Pastime"(暇つぶし)や"Interest"(軽い興味)の方が相応しい場合もある。身分や階級の概念が厳然と存在する欧米社会において、"Hobby"は"Status"(身分)と表裏一体であり、それは能動的・創造的・社交的なものであるべきとされている。よって欧米における「鉄道趣味」は、日本に比べてはるかに能動的・創造的・社交的となる。その最たる例が「保存鉄道」である。

例えば、鉄道趣味が「紳士の趣味」とされているイギリスは、古くからの階級社会であり、「身分相応の趣味」という概念が厳然と存在する。即ち、鉄道に興味を持つ人は少なくないが、それは「好き」というレベルでしかなく、「鉄道趣味」とまで公言できるのは上流階級だからこそであり、そこから来る潤沢な資金などが、結果的に、多数の保存鉄道の存在を可能としていることは、注目すべきである。また、鉄道趣味が盛んと言われている他の欧米諸国でも、「趣味」を持つには、それ相応の身分あるいはキャリアステータスなどが必要とされるのが「社会の暗黙の了解」であることもあり、その結果、若い鉄道ファンは、欧米では相対的に少ないものとなる。日本では「鉄道趣味」と「身分」はほとんど関連がないが、欧米では"Hobby"と"Status"は日本よりも強く関連している。別の言い方をすれば、「鉄道に興味がある」ということを、日本では「鉄道趣味」の一言で言い表すが、欧米では「鉄道に興味がある」という内容にも、階級的概念が存在する。

ただし、欧米における、鉄道趣味に対する概念が、結果として、鉄道趣味の質を高いものとしているのも事実である。即ち、階級・身分・ステータスによって、鉄道趣味の質が裏付けられていることは、日本とは根本的に異なる点である。

なお2001年9月11日同時多発テロ事件以降、アメリカでは列車撮影目的の鉄道ファンが警察官からの尋問を受ける事例も生じている。その他の国でも、テロ対策などを理由に、鉄道写真の撮影を禁止する国が現れており、鉄道趣味の自由度が世界的に失われつつある。

[編集] 諸外国での鉄道の楽しみかた

  • 諸外国でも日本と同様、旅行、写真、模型、コレクションなどを人々は楽しんでいる。
  • 時々、日本国外の機関区での撮影会の様子が鉄道雑誌に掲載されることがある。例えば、米国の撮影会の写真を見ても、機関車の前にカメラを持った人が群がり、「どこの国でも同じ光景である」とキャプションがつけられたりしている。但し日本と違い若年層がカメラを持って現れる例は少ない。
  • 欧米では、鉄道事業者の協力の下で、保存鉄道や保存車による貸切列車が、大々的に運転されることもある。

[編集] 特殊な例

欧州
欧州米国の独特の趣味として「車両を見る(トレイン・スポッティング)」という趣味がある。撮影はせず見ることに徹し、ノート(駅売店に専用のものが売られているケースもあるらしい)に記録する例がある他、車両を見ながら車両番号を読み上げそれを録音(記録として)する人もいる。これは地続きのヨーロッパにおいては、特に大都市の駅へ近隣諸国の鉄道車両が乗り入れることも多く、場合によっては一つの編成に複数の国籍の車両が連結されていることも多いことから、ファンの心をくすぐるためである。ただし、「トレイン・スポッティングをする人」を意味する"Trainspotter"は、多少侮蔑的な意味を含むので、注意が必要である。
また、実際の営業路線で動態保存の蒸気機関車や列車を、団体臨時列車・イベント列車として走らせる組織や、実際に列車運転を体験できる鉄道もあり、日本では法的に不可能なことや、鉄道事業者側の事情でできないようなことも普通に行われており、その楽しみ方は非常に多彩である。
北米
国土が広大で、貨物列車主体の鉄道であるため、列車のスケジュールは全く一定ではない。そのため日本の鉄道ファンが用意するようなダイヤグラム時刻表はあてにならないので、無線機を携帯し、列車無線を聞いて列車の現在位置を把握し、撮影する鉄道ファンが多い。また、多くの機関車がアメリカ中を走り周る運行状況のため、目撃した機関車の番号を記録することだけが目的のファンもいる。
また、国情を反映して非常に裕福な愛好家も存在し、列車を個人で貸し切るといった光景が良く見られる。アムトラックの路線上を走行可能なように整備された寝台車やプライベートカーが存在し、1両1日50万円程度で貸し切り、定期列車に併結させることが可能である。アムトラックの長距離列車には時折古典的な客車が連結されていることがあるが、これはそのためである。また、大富豪が憧れであった鉄道マンになるために、通勤鉄道の一介の車掌として働くといった、アメリカならではのユニークなエピソードも存在する。
旅客輸送の全盛期の備品のコレクションが盛んである。なかでも、「レイルウェイ・チャイナ」と呼ばれる食堂車で使われた高級食器の収集は他国ではあまり見られない趣味である。また、アメリカの鉄道の経営主体は無数の株式会社で、発行する株券にはそれぞれの鉄道会社の特徴を表すイラストが載っていることから、株券の収集というジャンルも存在し、消滅した鉄道会社の株券を売買するコレクター・ショップも存在する。
土地の広いアメリカでは、自分の住居の庭にレールを敷き、小型の蒸気機関車などの模型(日本の鉄道イベントなどでよく見られる「ミニSL体験乗車」で使われるようなもの)を走らせる「庭園鉄道」(Garden Railroad)という趣味がある。
共産圏
共産圏は資本主義諸国に比べて鉄道撮影に対する制約が強い(民主化された国々でもそれら制約が解消されていない例が多い)ため鉄道趣味は少ないといわれていたが、旧ソ連でも鉄道を趣味とする人はいた(模型・写真等)。旧東ドイツには鉄道模型メーカーもあった。中国では21世紀になってから、列車を撮影するファンが僅かではあるが現れはじめている。また、鉄道当局が蒸気機関車の体験運転を実施する(多くは旅行会社経由で主として外国人が対象と思われる)例もあり、少なくとも鉄道趣味というものの存在は一部で認識されているようである。ただし、鉄道趣味を楽しめる国民は、ほんの一握りの裕福な人に限られる。
台湾
台湾では日本ほどではないが鉄道を趣味とする人はおり、近年増えてきている。特に台湾高速鉄道の開通後は増え方が加速している。鉄道研究会がある大学もある。また、1995年に鉄道愛好者の団体である「鉄道文化協会」が結成された。台北駅構内には、台湾鐵路局側には鉄道模型(主にHOゲージ)等を扱う鉄道グッズショップや、台北捷運(地下鉄)のグッズショップもある。余談だが、台鐵側のショップで売られているHOゲージの鉄道模型は、日本のものと同じようにかさばるため日本まで持ち帰りにくく、また地下鉄グッズショップで台北捷運淡水線を運転できる運転シミュレーターが販売されているが日本語環境のPCに対応しておらず、どちらも土産には適さない。
韓国
現在も戦時国家である韓国では、鉄道は軍事上重要な位置を占めており、鉄道施設・車両に対する撮影には制限がある。鉄道を趣味とする人は少ないため、情報発信は韓国に在住、あるいは韓国を訪問した外国人(主に日本人)によるものが多い。在韓の日本人商社マンが休暇を利用して韓国の鉄道を全踏破したときは、新聞記事にもなったほどである。最近では、以前よりも撮影規制などが緩和傾向にあるため、数は相当少ないながらも、韓国人の鉄道ファンも現れてきたようである。もっとも韓国では、鉄道は「嫌悪施設」という概念が強く、規制が緩和されつつあるとは言えども、鉄道趣味の劇的拡大は望めそうにないのが実情である。

[編集] 日本国外の鉄道雑誌

日本国外でも鉄道雑誌は発行されている。ただし日本と異なり、国によっては数多くの雑誌が発行されており、また、「都市鉄道」「路面電車」「庭園鉄道」など、特定の分野に特化した雑誌が多い。

The Railway Magazine:1897年創刊の歴史ある雑誌
Modern Railways
Railways Illustrated
Tramways & Urban Transit:路面電車専門の雑誌
Railway Gazette International:趣味誌ではなく、日本的に言えば「業界誌」であるが、世界の鉄道の情報を知ることが出来る
International Railway Journal:Railway Gazette International同様の「業界誌」であるが、こちらも世界の鉄道の情報を知ることが出来る
Revue Generale des Chemins de Fer
La Vie du Rail
Rail & Public Transport
Eisenbahn Kurier:ドイツの鉄道趣味雑誌では、Eisenbahn Journalと並ぶ双璧
Eisenbahn Journal
Eisenbahn Magazin
Op de rail
Trains:アメリカで最も有名な鉄道雑誌
Railway Age:1876年創刊
Railfan and Railroad

その他、多数。

[編集] 脚注

  1. ^ 鉄道車両ともなると、仮に車両そのものは無償譲渡であったとしても、保存・保管のための用地の準備、輸送・補修などに相応のコストがかかる。
  2. ^盗り鉄」(とりてつ)という蔑称がある。

[編集] 鉄道に関する生業を持つ有名人(五十音順)

※鉄道趣味活動に関連する作品のある有名人。

[編集] 鉄道ファンとして知られる有名人(五十音順)

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[編集] 関連項目

[編集] 参考文献

[編集] 外部リンク

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