百済寺 (広陵町)
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百済寺(くだらじ)は奈良県北葛城郡広陵町にある高野山真言宗の寺院である。山号はなし。本尊は十一面観音。
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[編集] 歴史
百済寺の創建の時期・経緯等は明らかでない。寺は三重塔と小さな本堂を残すのみで、隣接する春日若宮神社によって管理されている。
[編集] 百済寺と百済大寺
かつては『日本書紀』舒明天皇11年(639年)7月条に言及されている、いわゆる「百済大寺」(南都七大寺の1つである大安寺の前身)がこの地にあったとも言われた。『書紀』には、舒明天皇が「今年、大宮と大寺を造る」と詔(みことのり)し、百済川のほとりを宮の地とした旨の記述がある。しかし、現・百済寺周辺からはその時代の古瓦は出土せず、官寺らしき寺跡もなく、当時の政治の中心であった飛鳥とも地理的に離れており、この地に「百済大寺」が所在したことは早くから疑問視されていた。1997年以降、桜井市吉備(安倍文殊院の西方)の吉備池廃寺の発掘が進むにつれ、伽藍の規模、出土遺物の年代等から、この吉備池廃寺こそが百済大寺であった可能性がきわめて高くなっている。(「大安寺」の項も参照)
[編集] 建造物
- 本堂-大織冠(たいしょくかん)と呼ばれ,談山神社の本殿を移築したものと伝える。
- 三重塔(重要文化財)-鎌倉時代中期の建立とされる。
[編集] アクセス
[編集] 関連項目
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