平端駅
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平端駅(ひらはたえき)は、奈良県大和郡山市昭和町にある、近畿日本鉄道の駅。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
2面4線の島式の橿原線のホーム(3~6番線)と、2面2線の相対式の天理線のホーム(1・2番線)があり、線路は駅北方で合流している。駅舎は駅西側にあり各ホームとは地下道で連絡している。
1 | 天理線 | 天理行き(橿原線からの直通) |
---|---|---|
2 | 橿原線(上り) | 大和西大寺・京都・難波方面(天理始発) |
天理線 | 天理行き(当駅折返し) | |
3・4 | 橿原線(下り) | 大和八木・橿原神宮前・吉野・伊勢志摩・名古屋方面 |
5・6 | 橿原線(上り) | 大和西大寺・奈良・京都・上本町・難波方面 |
但し、天理教の祭典など、臨時列車が運転される際には、当駅折返しの天理行きが2番線ではなく1番線から発車することがある。また、2番線以外の階段が狭いので天理線と橿原線相互の乗換には時間がかかる場合があるほか、エスカレーターは1、2番線のみで連絡時分は僅少な事が多いので注意が必要。(尚、橿原線からの乗り換えの場合何番線に天理行きがきているか電光表示板で表示される)
トイレは駅舎内のみに1箇所設けてある。
[編集] 特徴
- 橿原線内唯一の待避可能駅であり、橿原線普通と橿原線急行や天理線直通急行との接続、橿原線普通と特急の待避が見られる。一部の天理線列車は橿原線大和西大寺、京都線京都まで乗り入れる。毎月26日を初めとする天理教の祭事日には臨時列車が多数運転され、天理から難波行き急行や名古屋行きの特急など普段は見られない車両や行き先が登場する。また、構内配線の関係上、橿原線大和八木駅方面~天理線を直通する列車は一旦西大寺方へ引き上げ、本線上での入替作業が行われる。時には天理線上りホームである2番線を天理方へと通過させる場合もあり、多くのファンが撮影に訪れることもある。
- 定期券の予約発売を受け付けている。受付時間は7時~20時である。インターネット予約した定期券の受取も可能。
[編集] 利用状況
- 2005年11月8日の調査結果によると、1日の利用客は4644人。この数字は…
- 近鉄の全調査対象駅(323駅)中、125位。
- 橿原線の駅(16駅、他線接続駅含む)の中では、11位。
- 奈良県内の近鉄の駅(90駅)の中では、34位。
- 急行停車駅にもかかわらず、1日の利用者数は5000人にも満たず、昼時間帯は閑散としている。この駅で電車から下りるほとんどの人は、橿原線と天理線との乗り換えのためである。ただ、西名阪自動車道沿いに昭和工業団地があり、特に朝ラッシュ時間帯は直接徒歩で各工場へ向かう人や、駅前に数社の送迎バスが来るため、降りる人が意外に多い。
[編集] 駅周辺
[編集] バス乗り場
- [20]近鉄高田駅行
[編集] 歴史
- 1922年(大正11年)4月1日 大阪電気軌道畝傍線(現在の橿原線)郡山~平端間開通時に開業。
- 1923年(大正12年)3月21日 大阪電気軌道平端~橿原神宮前間開通。
- 1940年(昭和15年)1月 待避線設置。
- 1941年(昭和16年)3月15日 参宮急行電鉄との会社合併により、関西急行鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 1973年(昭和48年)9月20日 天理線ホーム設置、橿原線下りホーム移設(建築限界拡大工事の一環によるもの)。
[編集] 隣の駅
- 近畿日本鉄道
- 橿原線
- 天理線
- ■急行
- (近鉄郡山駅 -) 平端駅 - 二階堂駅
- ■普通
- (筒井駅 -) 平端駅 - 二階堂駅
- ■急行