相互リンク
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相互リンク(そうごりんく)とは、2つのウェブサイト間で互いに(相互的に)リンクし合う状態を表すインターネットスラングのひとつ。
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[編集] 概要
相互リンクは原則的に互いの合意が必要であると主張する者がいる。片方のウェブサイトの管理者が、彼らは、もう一方の管理者に申し入れを行い、それが受諾され、双方がリンクを貼り終えた時点で初めて相互リンクが成り立つと主張する。従って、いつの間にか知らないウェブサイトから自分のウェブサイトへリンクが貼られていて、お返しとしてそのウェブサイトへリンクを貼ったとしても、それは相互リンクとは言えないという。もっとも、そのお返しのリンクを貼る際に相手の管理者の同意を得たものであれば、双方の合意が成り立つため、相互リンクと言えるという。
[編集] 相互リンクの価値
多くの管理者は相互リンクをした場合、そのリンクが相互リンクであることを明確化するため、他のリンクとの差別化を行う。単純に「相互リンク」とテキスト表記したり、矢印の一種「⇔」を相互リンクと見立てて表記したり、あるいはイメージファイルを用いることもある。これは他のリンクに対して、相互リンクがより価値のあるものと捉えるウェブサイト管理者が多い傾向からくるものであろう。
ウェブサイトによっては相互リンクの募集を行っていたり、相互リンク申請用のメールフォームを用意していることもある。
[編集] 相互リンクの目的と効果
相互リンクをする目的として、アクセスアップが挙げられるが、相手のウェブサイトのアクセスが余程多くない限り、その効果はあまり期待できないと言える。相互リンクは主にリンク専用のページになされることが多く、そのようなページは総じて閲覧率が低いからである。
結果的に相互リンクの効果としては、互いのウェブサイトが合意の上で繋がっているという自己満足が占める割合が大きいのである。
[編集] 時代遅れになりつつある相互リンクに対する意識
現在では、ブログのトラックバック、SEO、アフィリエイトなどの登場によって相互リンクを意識する必要性は薄れつつある。自分のサイトのアクセスアップを図るには、相互リンクに拘るよりもトラックバックなどこれらの機能を上手に使用した方が効果的だからである。自社製品を宣伝した企業は、個人のウェブサイトに自社製品を宣伝させるアフィリエイトによる広告を公開することや、キーワード広告を申し込むことによって、アクセスアップに繋がり、相互リンクを意識する必要性は非常に低くなっている。