石場駅
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石場駅(いしばえき)は、滋賀県大津市にある京阪電気鉄道石山坂本線の駅。
「びわこホール前」のミドルネームが入っている。
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[編集] 駅構造
相対式2面2線ホームをもつ地上駅。坂本方面行ホーム浜大津付近に駅舎はあるが、駅舎のない石山寺方面行ホーム側からも構内に入ることができる(従って、実質的に入場時の改札は行われない)。互いのホームは構内踏切で連絡している。なお駅員は石山寺方面行ホームの横の詰所で待機しており、列車到着毎にホームに赴き集札を行う。
- のりば
- ■坂本・浜大津・京都方面行のりば
- ■石山寺・京阪石山方面行のりば
- ※ホーム有効長は2両。のりば番号は設定されていない。
[編集] 駅周辺
[編集] 歴史
- 1913年(大正2年)3月1日 大津電車軌道大津(現・浜大津)~膳所(現・膳所本町)間開通と同時に開業。
- 1927年(昭和2年)1月21日 会社合併により琵琶湖鉄道汽船の駅となる。
- 1929年(昭和4年)4月11日 会社合併により京阪電気鉄道石山坂本線の駅となる。
- 1943年(昭和18年)10月1日 会社合併により京阪神急行電鉄(現・阪急電鉄)の駅となる。
- 1949年(昭和24年)12月1日 会社分離により、改めて京阪電気鉄道の駅となる。
[編集] その他
1880年7月15日に、東海道本線の馬場駅(現・膳所駅)~大津駅(初代・現浜大津駅に相当)が開通した際に石場駅が存在した。その後、同区間の旅客営業の廃止(1889年)に伴い休止し、1898年に旅客営業が復活し、1913年に大津電車に引き継がれている。石場駅は現存する私鉄駅の中では最古の歴史を持ち、5度もその所属が変わった数奇な駅である。