石黒一憲
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石黒一憲(いしぐろ かずのり, 1950年-)は、日本の法学者。東京大学大学院法学政治学研究科教授。国際私法、国際経済法が専門。
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[編集] 略歴・人物
福島県生まれ。都立日比谷高校を経て、東大紛争による東大入試中止のあおりを受け、京都大学入学。次の年に再受験で東大入学。東京大学法学部卒業。東京大学法学部助手・助教授を経て、1991年から、現職。
国際私法、国際経済法を専門とし、法と経済や、NTT分割民営化問題にみる国家間の技術競争政策など課題としている。
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『国際私法の解釈論的構造』(東京大学出版会, 1980年)
- 『国際家族法入門――家族生活の国際化と法』(有斐閣, 1981年)
- 『金融取引と国際訴訟――国際金融の牴触法的考察』(有斐閣, 1983年)
- 『国際私法』(有斐閣, 1984年)
- 『企業の多国籍化と法』(総合研究開発機構, 1985年)
- 『現代国際私法』(東京大学出版会, 1986年)
- 『国際通信法制の変革と日本の進路――電気通信事業法等の見直し問題との関係において』(総合研究開発機構, 1987年)
- 『国際私法と国際民事訴訟法との交錯――国際私法上の「法律行為」の「方式」をめぐって』(有信堂高文社, 1988年)
- 『国際的相克の中の国家と企業――法的省察への序章』(木鐸社, 1988年)
- 『GATTウルグアイ・ラウンド――企業の多国籍化と法』(総合研究開発機構, 1989年)
- 『情報通信・知的財産権への国際的視点』(国際書院, 1990年)
- 『国境を越える環境汚染――シュヴァイツァーハレ事件とライン川』(木鐸社, 1991年)
- 『ボーダーレス社会への法的警鐘』(中央経済社, 1991年)
- 『国際民事紛争処理の深層』(日本評論社, 1992年)
- 『ボーダーレス・エコノミーへの法的視座――続・ボーダーレス社会への法的警鐘』(中央経済社, 1992年)
- 『超高速通信ネットワーク――その構築への夢と戦略』(NTT出版, 1994年)
- 『国際摩擦と法――羅針盤なき日本』(筑摩書房[ちくま新書], 1994年)
- 『国際私法』(新世社, 1994年)
- 『国際民事訴訟法』(新世社, 1996年)
- 『通商摩擦と日本の進路』(木鐸社, 1996年)
- 『日米航空摩擦の構造と展望』(木鐸社, 1997年)
- 『世界情報通信基盤の構築――国家・暗号・電子マネー』(NTT出版, 1997年)
- 『法と経済』(岩波書店, 1998年)
- 『国際知的財産権――サイバースペースvs.リアル・ワールド』(NTT出版, 1998年)
- 『日本経済再生への法的警鐘――損保危機・行革・金融ビッグバン』(木鐸社, 1998年)
- 『グローバル経済と法』(信山社, 2000年)
- 『IT戦略の法と技術――「NTTの世界的R&D実績」vs.「公正競争」』(信山社, 2003年)
- 『電子社会の法と経済』(岩波書店, 2003年)
- 『国際競争力における技術の視点――知られざるNTTの研究開発』(NTT出版, 2004年)
- 『国際私法・国際金融法教材――新制度大学院用』(信山社, 2004年)
- 『国際私法の危機』(信山社, 2004年)
- 『国境を越える知的財産――サイバースペースへの道程と属地主義』(信山社, 2005年)
[編集] 共著
- (宇賀克也・碓井光明・内田貴・江頭憲治郎・高橋宏志・中山信弘・松下満雄)『日本法のトレンド』(有斐閣, 1993年)
- (伊藤元重)『提言通商摩擦――法と経済の対話』(NTT出版, 1993年)
- (貝瀬幸雄・佐藤鉄男・弥永真生・真船秀郎・土橋哲朗)『国際金融倒産』(経済法令研究会, 1995年)