神奈川県立大船高等学校
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神奈川県立大船高等学校(かながわけんりつ おおふな こうとうがっこう)は、神奈川県鎌倉市にある、全日制普通科の高等学校。男女共学。大高(おおこう)、大船高校(おおふなこうこう)という略称で呼ばれている。
主に藤沢市、鎌倉市から通う生徒が多いが、最寄り駅北鎌倉駅、大船駅の関係で他市町村からの生徒も多い。 六国見山の中腹に位置するため、大船駅方面が一望できる。
公立校としては珍しく、冠木門風の校門がある。 また、公立校としては非常に珍しい弓道場があり、体育の授業の中にも「弓道」がある。 (体育の授業は「体育」と「武道」の二つに分かれている)
その他、鎌倉の地独特の施設・設備が校内にある。 (能舞台のある視聴覚室・鎌倉文化教室・和風庭園(中庭)など)
スクールカラーは古代紫。校歌は3拍子で(珍しい為か)保護者を中心に定評がある。
神奈川県大船高等学校 | |
創立 | 1983年(昭和58年) |
教育課程 | 全日制 |
設置学科 | 普通科 |
所在地 | 〒247-0054 |
神奈川県鎌倉市高野8-1 | |
電話番号 | 0467-47-1811 0467-43-4856(FAX) |
外部リンク | 公式サイト |
目次 |
[編集] 行事
- 陸上競技大会
- 六国祭(体育祭)
- 白帆祭(文化祭)
- 歌舞伎教室
- 普通救命講習会(全生徒受講)
- 鎌倉歴史文学散策
- 球技大会(夏・冬)
[編集] 校風
とてものどかな雰囲気がある。生徒の自主性を尊重し、生徒中心の体育祭・文化祭は大いに盛り上がる。
特に六国祭(体育祭)のチアリーディングにおいては毎年1年近く構想を練っており、スタンツで男子が参加するなど協力も強い。
生徒の自主性が前面に出ているため、校風や雰囲気に惹かれ旧学区制での自学区のみならず他学区から受験する生徒も数多いため、受験倍率は比較的高めである。 (旧学区制は2006年度入試において撤廃。それまでは学区内枠と学区外枠が存在し、学区外から受験する際は学区内からの受験よりも多少不利であった)
また、質問への応答体制や夏休みに任意参加の夏期講習を開くなど学習のサポート体制もしっかりとしている。
[編集] 特徴
最寄り駅の北鎌倉駅・大船駅からそれぞれ徒歩20分、30分と距離があるため、 それぞれの駅からの徒歩通学者の他に、大船駅から出ているバスを利用する生徒(本校への通学バスも出ている)、 大船駅からタクシー(4人で乗るとバスより安い)を利用する生徒もいる。 尚、立地などの関係から通学路には坂道や階段が多く、夏場は駅から高校まで歩くだけで汗だくになる。 また、雪が降ると通学路は猛烈に滑りやすくなる。 (尚、自転車通学は禁止されている)
男女共学であるが、3年次のみに男子生徒のみで構成されるクラス(通称・男クラ(だんくら))が組まれることがある。 高校生活の集大成とも言える3年次で男クラとなった生徒は男子校のような青春を悲観する者もいるが、 次第に独特の団結力、結束力を発揮し、あらゆる面で成果を収めることが多い。 (ただし、善悪両面において、である。)
地域の要望を受けて設立された学校であるだけに地域との関わりを重視し、 体育祭である六国祭の夕方~夜に行われる後夜祭においては地域からの支援により花火を打ち上げる。
部活動に積極的に取り組む姿勢が見られ、生徒の8割程度が部活動に所属している。 サッカー部やダンス部、弓道部、新聞委員会(こちらは部活動ではなく委員会活動)の活動が有名。
住宅街に位置している関係で、最寄りのコンビニ(常楽寺のセブン-イレブン)まで徒歩10分以上かかるため、 生徒の多くは弁当を持参するか、通学途中に買ってくるか、学校の購買(パン)で購入するかという選択を取る。
山の中腹にあり、視界がひらけているので、冬季になると校舎から富士山をきれいに眺めることができる。 特に夕焼けにシルエットとなった富士山は絶景である。
[編集] 交通案内
(このルートのバスの一部は「大船高校」直通バスとなっている。)
尚、学校の裏手にも門が二つほど存在するが、(大船駅方面・高野台バス停前) 大船駅方面の門は不審者の出没などの関係で開門されていない(高野台バス停前の門については不明)