北鎌倉駅
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北鎌倉駅(きたかまくらえき)は、神奈川県鎌倉市山ノ内にある東日本旅客鉄道(JR東日本)横須賀線の駅である。
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[編集] 駅構造
- 相対式2面2線のホームを持つ地上駅。
- みどりの窓口を有する直営駅。
- 上りホーム鎌倉方端に駅舎があり、下りホームに移るには構内踏切を渡らなければならない。この踏切の遮断機は、長い間駅係員が手作業で遮断悍を操作していたが、1990年頃(詳細不明)に自動化された。
- のりば
1 | ■横須賀線 | 大船・横浜・東京・千葉・君津・成田空港方面 |
■湘南新宿ライン(宇都宮線直通) | 大船・横浜・新宿・大宮・宇都宮方面 | |
■根岸線・横浜線直通 | 磯子・東神奈川・新横浜・町田・八王子方面 | |
2 | ■横須賀線 | 鎌倉・横須賀・久里浜方面 |
改札口 改札口は3ヶ所設置。そのうち2ヶ所は臨時改札口である。
上りホーム鎌倉方にある駅舎の改札口には自動改札機が3通路設置されている。朝の通学時間帯に限り旅客が集中することから、鎌倉学園と北鎌倉女子学園生徒に限って改札口を通らずそのまま外に出る臨時通路を開設する。
下りホーム鎌倉方には始発から終電まで利用できる臨時改札口があり、基本的には出口専用であるが、当駅からの乗車券やSuicaを所持していれば入場できる。自動改札機は設置されておらず、簡易Suica改札機がある。
もう一つの臨時改札口は下りホーム中程に設置されており、平日朝の通学時間帯とゴールデンウィークなどの休日の最混雑時のみの開設となっている。平日朝の通学時間帯は大船高等学校専用改札口という名目になっているが、特に止められるわけでもなく、誰でも利用できる。休日の最混雑時は駅員による改札が行われ、現金に限って精算できるが、Suicaやイオカードは使用できない。
2006年現在横須賀線の車両であるE217系は大船より3両がボックス席を持つセミクロスシート車両であり、当駅で下車する観光客には人気が高いが、当駅は構造上大船寄りに改札口が設置できないため、狭いホームを鎌倉より臨時改札口まで300メートルも歩く上、時間帯によっては改札に着く前に次の電車が到着することもあり、非常に危険な状態になることもしばしばである。このような状況を慮り、地元近隣住民らによって大船方「北口」改札口の設置を求める声もあるが、JRとしては構内踏切の廃止(地下通路化)を優先させたい考えといわれる。
[編集] 利用状況
2005年度の1日平均乗車人員は8,335人である。
近隣には鎌倉学園、北鎌倉女子学園、県立大船高校などがあり、朝の通学時間帯は中学生・高校生が集中する。
[編集] 駅周辺
周辺は緑に包まれた山の谷あいにある円覚寺境内に位置し、静かな住宅地に囲まれている。
駅前には小さな商店街があり観光客向けのレストランなどもあるが、営業時間は短く20時を過ぎるとほぼ静かになる。
- 北鎌倉女子学園高等学校
- 北鎌倉女子学園中学校
- 鎌倉学園中学校・高等学校
- 鎌倉小坂郵便局
[編集] 路線バス
[編集] 歴史
- 1927年(昭和2年)5月20日 付近住民の請願により設置された。当初は仮営業という形であった。
- 1930年(昭和5年)10月1日 正式な駅へ昇格した。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄の分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
- 1998年(平成10年) 関東の駅百選に選ばれた。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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