神武景気
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神武景気(じんむけいき)とは、第一次高度経済成長期の中の1955年~1957年に日本において発生した、爆発的な好景気である。
日本初代の天皇とされる神武天皇が即位した年(紀元前660年)以来、例を見ない好景気という意味で名づけられた。
1950年~1953年における朝鮮戦争中、朝鮮半島へと出兵したアメリカ軍への補給物資の支援、破損した戦車や戦闘機の修理などを日本が大々的に請け負ったこと(朝鮮特需)によって、日本経済が大幅に拡大されたために発生した。
この好景気によって日本経済は第二次大戦前並の水準にまで回復し、1956年の経済白書には「もはや戦後ではない」とまで記された。また、好景気の影響により、耐久消費財ブームが発生、三種の神器(冷蔵庫・洗濯機・白黒テレビ)が出現した。
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