神浦元彰
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神浦 元彰(かみうら もとあき、1949年 - )は、日本の軍事ジャーナリスト。 広島県生まれ。
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[編集] 経歴
広島県立世羅高校(1学年修了後)~陸上自衛隊少年工科学校3年次中退(12期)。報道カメラマン等を経て1977年に故小山内宏氏らと共に軍事学セミナーを発足、その後軍事ジャーナリストとしての活動に入る。
2004年4月~2005年3月まで放送されていた垣花正(ニッポン放送アナウンサー)の番組HOT'n HOT お気に入りに追加!の木曜パートナーとして出演していた。木曜日に限り、軍事関係の質問が殺到した。
手製爆弾、改造エアガン等新種の犯罪についても積極的にコメントを寄せている。 素人にも判りやすい明快な解説には定評がある反面、時として(特にTVでの収録ではすぐにYES、NOの結論を出し即答せねばならないのである程度仕方のない部分もあるが)拙速過ぎる見方で対象への事実判断を一部誤り視聴者から指摘を受けることもある。その一方でそういった批判的な指摘に対しても自身のホームページ上で謝罪訂正し当該箇所について情報提供者への感謝の言葉を残すなど権威主義に走らない気さくな一面も待つ。
同じ陸上自衛隊少年工科学校出身(7期卒業)でやはり軍事ジャーナリストの小川和久に比べ時として言葉が粗野だ。と批判を受けることがありそれらの点などは本人も認めている。
主夫同然だった時期があったせいか、家事が得意で、かつて出演していた「垣花正のニュースわかんない!?」(ニッポン放送)では軍事に関する質問のほかに、料理に関する質問にも答えていた。
「テリー伊藤のってけラジオ」(ニッポン放送)に電話出演した際、「いま、焼ビーフンの素買ってきて家で作ろうとしてたところだったんだよ」とテリー伊藤に暴露され、それが元で「ビーフン」のあだ名が付けられた。
趣味はマラソン。
主張の面では改憲をすべきとはっきり言明する一方で軍拡競争に引き込まれる愚、クラスター爆弾など戦後復興を難しくする兵器への規制を説くなどタカ派でもリベラルでもない独特の態度を取っている。
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『日本の最も危険な日』(青春出版社, 1979年)
- 『これが自衛隊の実力だ』(アイペックプレス, 1990年)
- 『北朝鮮最後の謀略』(二見書房, 1994年)
- 『北朝鮮「最終戦争」――99の極秘情報』(二見書房, 1999年)
- 『北朝鮮消滅』(イーストプレス, 2003年)
[編集] 共著
- (アジア軍事分析グループ)『アジア有事 七つの戦争』(二見書房, 1996年)
[編集] 監修
- (別冊宝島編集部)『裸の自衛隊』(宝島社, 1991年/宝島社文庫 ,1999年)
- (アーネスト・ヴォルクマン/茂木健訳)『戦争の科学――古代投石器からハイテク・軍事革命にいたる兵器と戦争の歴史』(主婦の友社, 2003年)
- 『面白いほどよくわかる世界の軍隊と兵器――アメリカの世界支配と各国の勢力図を読む』(日本文芸社, 2005年)
[編集] 外部リンク
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