福井直樹
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福井 直樹(ふくい なおき、1955年 - )は、日本の言語学者。上智大学外国語学部言語学副専攻教授。専門は理論言語学、認知科学。
国際基督教大学教養学部卒業後、マサチューセッツ工科大学言語学・哲学科大学院で博士号を取得。MIT 認知科学センターポストドクトラル・フェロー、ペンシルバニア大学言語学科助教授、カリフォルニア大学アーヴァイン校言語学科教授等を経て、2003年より上智大学教授。統語理論、比較統語論の分野で世界的に強い影響力のある論文を多数出版している。特に、句構造理論、移動理論、機能範疇の理論、パラメータの理論、日本語・英語比較統語論の分野に於ける影響は多大で、著作の被引用数も1000に迫る。言語学基礎論に関する著作も広く読まれている。真に国際的なレベルで活躍する数少ない日本人言語学者の一人である。