篠原三代平
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篠原三代平(しのはら みよへい、1919年10月26日 - )は経済学者。1988年日本学士院賞受賞。1989年勲二等瑞宝章。1984年紫綬褒章、1998年文化功労者、2006年文化勲章。一橋大学名誉教授、東京国際大学名誉教授。
富山県高岡市末広町生まれ。1937高岡商業学校(現富山県立高岡商業高等学校)卒業、1940年高岡高等商業学校(現富山大学)卒業、1942年 東京商科大学(現一橋大学)卒。
日本経済学会会長、景気循環学会会長、財団法人アジア・クラブ理事長、統計研究会理事長、アジア経済研究所会長、財団法人全国統計協会連合会大内賞委員会委員長、経済企画庁経済研究所所長、経済企画庁参与、日本銀行参与等を歴任。
経済企画庁参与、経済企画庁景気動向指数研究会座長、経済企画庁景気基準日付検討委員会委員長、日本道路公団経営改善委員会委員長、1992年物価安定政策会議議長、総理府統計審議会会長、対外経済問題諮問委員会委員等を歴任。
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[編集] 略歴
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『所得分配と賃金構造』(岩波書店, 1955年)
- 『消費函数』(勁草書房, 1958年)
- 『高度成長の秘密――日本経済 15講』(日本経済新聞社, 1961年)
- 『所得分配と賃金構造』(岩波書店, 1961年)
- 『日本経済の成長と循環』(創文社, 1961年)
- 『経済成長の構造――転機日本経済の分析』(国元書房, 1964年)
- 『工業水準の国際比較』(アジア経済研究所, 1965年)
- 『産業構造論』(筑摩書房, 1966年)
- 『長期経済統計――推計と分析(6)個人消費支出』(東洋経済新報社, 1967年)
- Structural Changes in Japan's Economic Development, (Kinokuniya, 1970).
- 『日本經濟の成長と循環』(創文社, 1970年)
- 『長期経済統計――推計と分析(10)鉱工業』(東洋経済新報社, 1972年)
- 『現代経済学再入門――経済学VSリアリティ』(国元書房, 1978年)
- 『ミクロ経済学』(筑摩書房, 1979年)
- 『経済大国の盛衰』(東洋経済新報社, 1982年)
- Industrial Growth, Trade, and Dynamic Patterns in the Japanese Economy, (University of Tokyo Press, 1982).
- 『ヒューマノミクス序説――経済学と現代世界』(筑摩書房, 1984年)
- 『峠みち』(勁草書房, 1990年)
- 『世界経済の長期ダイナミクス――長期波動と大国の興亡』(TBSブリタニカ, 1991年)
- 『経済学入門(上・下)』(日本経済新聞社[日経文庫], 1992年)
- 『戦後50年の景気循環――日本経済のダイナミズムを探る』(日本経済新聞社, 1994年)
- 『長期不況の謎をさぐる』(勁草書房, 1999年)
- 『経済の停滞と再生――逆転の景気を探る』(東洋経済新報社, 2003年)
- 『中国経済の巨大化と香港――そのダイナミズムの解明』(勁草書房, 2003年)
- 『成長と循環で読み解く日本とアジア――何が成長と停滞を生み出すのか』(日本経済新聞社, 2006年)
[編集] 共著
- (宮沢健一・水野正一)『国民所得乗数論の拡充』(有斐閣, 1959年)
- (小島清・建元正弘)『経済発展と貿易――小島・篠原論争論争批判』(日本関税協会, 1959年)
- (H・T・パトリック・渡部経彦・有沢広巳・内田忠夫・稲山嘉寛)『私の日本経済論』(日本経済新聞社, 1965年)
[編集] 編著
- 『中山伊知郎博士還暦記念論文集――経済の安定と進歩』(東洋経済新報社, 1958年)
- 『地域経済構造の計量的分析』(岩波書店, 1965年)
- 『経済成長』(筑摩書房, 1970年)
- 『アメリカは甦えるか』(東洋経済新報社, 1982年)
- 『第三世界の成長と安定』(日本経済新聞社, 1982年)
- 『日本経済講義――データで語る経済のダイナミズム』(東洋経済新報社, 1986年)
- 『国際通貨・技術革新・長期波動――世界経済の21世紀像を探る』(東洋経済新報社, 1988年)
- 『日本経済のダイナミズム――「長期経済統計」と私』(東洋経済新報社, 1991年)
[編集] 共編著
- (山田雄三・小泉明)『近代経済学辞典』(春秋社, 1954年)
- (森嶋通夫・内田忠夫)『新しい経済分析――理論・計量・予測』(創文社, 1960年)
- (林栄夫・宮崎義一)『近代経済学講座――基礎理論篇(1-4)』(有斐閣, 1961年)
- (舟橋尚道)『日本型賃金構造の研究』(労働法学研究所, 1961年)
- (内田忠夫)『日本経済政策の解明(上・下)』(東洋経済新報社, 1962年)
- (小泉明)『日本経済大系(1-5)』(青林新社, 1964年)
- (鎌倉昇)『演習近代経済学(1)国民所得』(有斐閣, 1964年)
- (鎌倉昇)『演習近代経済学(2)価格』(有斐閣, 1964年)
- (鎌倉昇)『演習近代経済学(3)経済の構造と体制』(有斐閣, 1964年)
- (藤野正三郎)『日本の経済成長――成長コンファレンスの報告と討論』(日本経済新聞社, 1967年)
- (中山伊知郎)『日本経済事典』(講談社, 1973年)
- (馬場正雄)『現代産業論(1-3)』(日本経済新聞社, 1973年-1974年)
- 『現代経済問題の基礎知識――現実問題を通して応用能力を養う』(有斐閣, 1974年)
- (川口弘)『図説日本経済論――戦後の経済発展のすがた』(有斐閣, 1974年)
- (佐藤隆三)『サミュエルソン経済学体系(1-10)』(勁草書房, 1979年-1997年)
- Patterns of Japanese Economic Development: A Quantitative Appraisal, co-edited with Kazushi Ohkawa, (Yale University Press, 1979).
- (長谷山崇彦・柳原透)『2000年のアジア――持続する高成長の秘密』(有斐閣, 1984年)
- (鈴木幸夫)『円高・空洞化国際協調への戦略』(東洋経済新報社, 1987年)
- (田原昭四)『新しい景気の読み方』(東洋経済新報社, 1988年)
- (フーチェンロー)『世界経済調整とアジア太平洋経済の将来』(アジア経済研究所, 1989年)
[編集] 訳書
- J・ロビンソン『雇用理論研究――失業救済と国際収支の問題』(東洋経済新報社, 1955年)
- L・R・クライン『ケインズ革命』(有斐閣, 1965年)