組体操
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組体操(くみたいそう)は運動会や体育祭で行われるマスゲームの一種。組み立て体操とも呼ばれる。得点を争うよりも、学年やクラスの団結を保護者に見せるために行う事が多い。そのため、紅組、白組では無く男子全員、5・6年生合同などといったグループ分けをしたりする。
組体操は太鼓もしくは笛の(代表者・指導者の)合図で形を作り出すのが一般であるが、一部学校では先生や子どもたちの選曲による(J-POPなどの)音楽に合わせるものもある。
服装は基本的に体操服に裸足という格好だが、何かの踊りなどと組み合わせる場合はその踊りに合わせたユニフォームを着たり小道具を持つ事がある。裸足である理由として、
- 摩擦力が増し、滑りにくい
- ピラミッドやタワーを作る時に下段の人の負担が減る
- 紐がほどけたり、靴が脱げる事から来るトラブルを無くせる
- バラバラの靴を履くより統一感がある
などがある。 また、統一性を高めるため、体操帽はクラスに関係なく赤か白のどちらかに合わせるほか、脱げる事を考えて最初からかぶらない学校もある。
近年では組体操は危険であるとされ、難しい形が外されたり、競技そのものを行わないケースが増えている。