美宝堂
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株式会社 美宝堂(びほうどう)は、愛知県名古屋市東区白壁にある宝石・貴金属店。
社長・野々垣学が現・所在地にて開店した野々垣商店が美宝堂の創業である。その後の1950年に美宝堂時計舗と名を改め、1960年に法人改組。1989年より現・社名となる。宝石・貴金属の他、宝飾腕時計、高級鞄も取り扱う。
野々垣学社長とその孫が出演する同店のテレビCMは、東海3県では非常に有名。このCMは映像制作会社を通さずに自社で制作しており、絵コンテから衣装制作、撮影、編集に至るまで、全て社長の息子である専務が行っている。映像の中で社長が発する定番の台詞「名古屋清水口の美宝堂へどうぞ」は、もはや東海3県在住者で知らない者はいないほどにまで有名なものとなり、2ヶ月に一度更新されるこのCMは毎回見る者に「これぞローカルCM」という印象を残す。孫は3歳の頃より現在に至るまで祖父と共に出演しており、CMの中で年を追って孫が成長してゆく姿を見ることができる。そして2005年からは、それまで裏方に徹していた専務も出演に加わり、社長・専務・孫の三世代が共演するCMが実現した。
2000年の元日にはミレニアムを記念して、2000万円相当の商品が入った福袋を売り出したり、美宝堂55周年を記念して、2005年日本国際博覧会(愛・地球博)開催期に本店で「美宝堂博覧会」なるものを開催するなど、その他営業面でも常に新しい試みが行われている。
2007年、リクルートとタイアップしてタウンワーク758のローカルCMを製作した。