羽子板
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羽子板(はごいた)は、長方形で柄のある板。羽根突きに用いる競技用の羽子板と、飾り羽子板に分別できる。
羽子板の起源は中国とされ、室町時代ころ日本に伝来した。 当初は羽根突きの道具として用いられたが、徐々に厄払いとしても使われるようになり、魔除けとして正月に女性にあげる習慣もこのころ出来たとされる。江戸時代に入ると、歌舞伎役者などをかたどった押絵羽子板が流行し、現代では東京の伝統工芸品に指定されている。 現代有名人をかたどった作品も出てきている。
江戸時代から現代に至るまで浅草寺では12月17日から12月19日まで「羽子板市」が開催されており、毎年大勢の客が訪れることで有名である。押絵羽子板の産地としては埼玉県春日部市とさいたま市岩槻区(旧岩槻市)が有名。
また、羽子板市では株式会社久月が、その年に話題となった人物を素材にした変わり羽子板を作成、出展している。