英語検定
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英語検定(えいごけんてい)は、英語の能力を測る検定試験である。
英語検定は、狭義では「実用英語技能検定」を指す。広義では、「TOEFL」、「国際コミュニケーション英語能力テスト」(TOEIC)等の英語に関する検定試験一般を指す。以下では広義の英語検定について説明する。以下にあげた以外にも各種の英語検定が存在する。
- 実用英語技能検定
- 通称は「英検」。日本で創設された英語検定試験である。現在でも日本で最も受験者数の多い英語検定である。検定に合格することで進学や単位取得などで優遇される学校もある。近年ではTOEFLや国際コミュニケーション英語能力テスト(TOEIC)の知名度が高まったことで、かつてほど権威のある試験ではなくなっている。
- TOEFL
- Test of English as Foreign Language。米国のETSが問題を製作している。米国など北米英語圏の大学・大学院へ留学する際に一定のTOEFLのスコアが必要とされることが多い。
- 国際コミュニケーション英語能力テスト
- Test of English for International Communication(TOEIC)。実用的な英語力を測定する試験。TOEFLと同じくETSが問題を製作している。学校教育の状況を想定している TOEFL に比べビジネスの状況に近い。
- 国際連合公用語英語検定試験
- 通称は「国連英検」。国際連合の理解、世界平和に貢献できる人材の育成を目的としており、国際人としての常識・資質が多く問われる。ただし名称から受ける印象とは異なり、日本国内でのみ実施されている試験である。実施主体である(財)日本国際連合協会は、国際連合のA級諮問民間団体である国連協会世界連盟のメンバーである。公式サイト:国連英検試験センター。
- 通訳技能検定試験
- 通称は「通検」。日本で唯一の同時通訳者の認定試験。通検の1級は最難関の英語検定として知られる。公式サイト:日本通訳協会
- 通訳案内業国家試験
- 英語に関する唯一の国家試験である。
- ケンブリッジ英検
- BULATS
- GTEC
- 観光英語検定
- 英語検定(全商)