藍染惣右介
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藍染惣右介(あいぜん そうすけ)は、漫画『BLEACH』の登場人物。アニメの声優は速水奨。ミュージカルでの俳優は大口兼悟。
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[編集] プロフィール
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 人物
柔和な風貌で常に笑みを絶やさない穏やかな性格から皆に慕われていたが、実際は冷酷かつ非情極まりない男(詳細は後述)。
ルキアの処刑を巡る一連の騒動の最中、処刑に疑問を持ち、恋次に対し助言を与えていた。その後、何者かによって殺害されたと思われていたが、実は自身の斬魄刀「鏡花水月」の能力による偽装で、ルキアを殺そうとした張本人であり、処刑に対する疑問もミスリードのためだった。 その目的は、100年前に浦原喜助が発明した「崩玉」を手に入れることで、死神の限界を超えた力を求めて「死神の虚化(=仮面の軍勢がこれに該当する。但し、現時点で本人も虚の力を手に入れるか否かは不明)」並びに「虚の死神化(=破面/アランカル)」を狙っていた。その後も崩玉の行方を求め、市丸ギンと東仙要に指示を与え暗躍していた(尚、五番隊の副隊長だった頃から当時の隊長の知らないところですでに暗躍を始めていた)。
そして、浦原の過去を徹底的に調べ上げた結果ルキアの体内にあると知り、中央四十六室を殺し崩玉を手に入れるための様々な工作を仕掛け、ルキアを双殛で処刑することにより崩玉を手に入れようとした。処刑日程を縮めていく手口で確実な処刑を狙うも、一護や恋次達の活躍で処刑は失敗に終わってしまう。その後、市丸や東仙を従えて実力行使に出て、ルキアの前に現れることで崩玉を手に入れることには成功する。その時に霊力のないルキアを市丸に抹殺させようとして白哉に阻まれ、更に多くの隊長格に囲まれ逃げ場を失ったかに見えたが、メノスグランデの大群とともに「虚圏」へと消えていった。
「天に立つ。」ことを目的とし、離反後は、そのための『王鍵』の創生を目論み、自分が崩玉を使って生み出した破面達を率いている。
ハンデがあったとはいえ一護の天鎖斬月を指一本で受け止め、同じ隊長格の者を一撃で倒す程の剣の腕や九十番台の鬼道を詠唱破棄(本人曰く詠唱破棄失敗で、実力の3分の1しか出していない)などその実力たるや計り知れず。本人曰く、霊圧は並みの隊長格の2倍あるといい、その気配だけでグリムジョーをも圧倒するほど。
崩玉が完成する前は、自らが作り出した虚を実験目的で仲間であるはずの死神の下へ送り込んでいた。志波海燕を死に至らしめルキアの心に闇を持たせるに至った虚や、檜佐木の左目に傷を付け最終的に自分とギンで始末した虚も、実は彼が作り出した失敗作であった。
当初は眼鏡をかけていた(一部ではヨン様呼ばわりされる。白藍染とも)が、本性を現してからは眼鏡を壊し(眼鏡は伊達眼鏡だった)、髪をオールバックにして、一人称も「僕」から「私」になっているほか、目も細くなり、いかにもな冷酷悪人的風貌が完成した(対照的にこちらは黒藍染とも呼ばれる)。
[編集] 斬魄刀
斬魄刀の名は『鏡花水月(きょうかすいげつ)』。
解放の瞬間を一度でも見た相手を完全催眠の支配下に堕とし、五感、霊感等を支配することができる。 これにより、護廷十三隊の隊長格を含むかなりの隊員を自らの催眠下におくことができた(目の見えない東仙は例外)。 自らの死をこれで偽装し、特に雛森の精神を錯乱させた(卯ノ花は検査のためもっとも長く鏡花水月の死体に触れていたため、違和感を感じることができた)。ちなみに卯ノ花達の催眠を解く前にこの刀を死体の人形に見せかけていた。 尚、暗躍していた時は鏡花水月の完全催眠により、自身の斬魄刀を「流水系の斬魄刀で、霧と水流の乱反射により敵を撹乱させ同士討ちにさせる能力を持つ」と偽っていた。
催眠を解く掛け声は「砕けろ『鏡花水月』(くだけろ『~』)」
※解放の掛け声は、本篇では未詳だが、CD 03「騒乱前夜」では同じく「砕けろ『鏡花水月』」である。
[編集] 関連項目
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登場人物一覧 | 主要登場人物…黒崎一護 | 朽木ルキア(護廷十三隊所属) | 井上織姫 | 阿散井恋次(護廷十三隊所属) 護廷十三隊…朽木白哉 | 日番谷冬獅郎 | 涅マユリ | 藍染惣右介(後に謀反)| 浦原喜助(追放処分) |
用語/関連人物 | 虚 | 破面 | バウント |