藤本隆志
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
藤本 隆志(ふじもと たかし、1934年 - )は哲学研究者。日本大学文理学部教授。東京大学名誉教授。
国際基督教大学教養学部卒。東京大学大学院博士課程修了。北海道大学文学部助教授、東京大学教養学部教授、千葉大学文学部教授を経て現在は日本大学総合文化研究所所属。ウィトゲンシュタインの研究および翻訳で知られる。
日本の科学哲学事情を語る上で重要な人物、大森荘蔵と深い繋がりを持つ人物の一人である。 大森荘蔵著作集第八巻「時間と自我」月報5『大森先生を偲ぶ』において語られる、大森荘蔵氏との学者らしからぬ交流談は大森氏に興味を覚えない者であろうとも一見の余地はある。
[編集] 著作
- 『哲学入門』(東京大学出版会 1990年)
- 『倫理とは』(共著 岩波書店 1989年)
- 『倫理-愛の構造-』(共著 東京大学出版会 1985年)
- 『ウィトゲンシュタイン』(講談社 1981年)
- 『現代の価値論と倫理』(共著 有信堂 1968年)
[編集] 訳書
- ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』(共訳 法政大学出版局 1968年)
- ウィトゲンシュタイン『哲学探究』(大修舘書店 1976年)