藤野真紀子
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生年月日 | 1949年9月15日 |
出身地 | 東京都 |
学歴 | 聖心女子大学文学部 |
学位 | 学士(聖心女子大学文学部) |
前職 | 厚生省検討会委員 |
役職 | 衆議院財務金融委員会委員 |
世襲の有無 | 世襲ではない (夫・公孝が参議院議員) |
選挙区 | 比例区東海ブロック (愛知4区で落選) |
当選回数 | 1回 |
所属党派 | 自由民主党(二階グループ) |
党の役職 | 党国会対策委員 |
会館号室 | 衆・第一議員会館539号室 |
ウェブサイト | 藤野真紀子ホームページ |
藤野真紀子(ふじのまきこ、1949年9月15日 -)は日本の料理研究家で自由民主党所属の衆議院議員である。夫は参議院議員の藤野公孝。
[編集] 略歴
高校まで白百合学園学んだ後、聖心女子大学へ入学。フランス史専攻。 元運輸官僚である夫の転勤でニューヨークに渡り、アメリカン・ベーキングを学んだことをきっかけに料理研究家としてデビュー。 その後、パリに住みエコール・リッツ・エスコフィエでお菓子と料理のディプロマを取得。 ル・コルドン・ブルー、ラ・バレンヌ、ル・ノートルなどで様々なデモンストレレーションに参加。同時にマダム・ヴォージェルのもとでフランス家庭料理を学ぶ。 帰国後、お菓子と料理の教室「マキコフーズ・ステュディオ」を主宰。 現在、フランス政府観光局・エールフランス共催「フランスの旅の委員会」名誉親善大使。毎年1~2回、藤野真紀子がプロデュースしたツアーでフランスの製菓学校「エコール・ガストロ・ノミック・ドゥ・パリ・ベルエ・コンセイユ」にて約60名近い生徒と研修を積むなど、フランスの食文化を日本に伝える活動をしている。 また、食を通じて豊かな心を育てる「食育」にも力を入れており、ライフワークとして食育の一環である“語り継ぐお菓子たち”をテーマに、子供たちのお菓子教室「Kids Party」を独自に開催するなど、子供たちにはお菓子作りの楽しさを、母親には子供とのお菓子作りの大切さを伝える活動も行っている。
自らは、政治の素人なので選挙には出ないと公言していたが、第44回衆議院議員総選挙で自民党執行部から請われ愛知4区から出馬。その際、自身のウェブサイトから前述の「選挙には出ない」と言う主旨の文脈を残らず削除するが、その行為をネチズンから発見されて問題視される。選挙戦中も「本業」の料理研究家としての仕事を続行していることに批判の声もあったが、片山さつき、佐藤ゆかりと共に自民党の比例名簿第一位として開票前から当選確実と言われていた。
選挙中は食育で愛知4区を日本一治安の良い地域にすること、アトピー性皮膚炎の完治・撲滅、食のテーマパークを名古屋でつくることを公言。障害者自立支援法案を絶対通すと公約した。愛知4区から出馬して落選するも、比例代表東海ブロックで当選。
10月6日の衆院本会議(民主党が提出した郵政民営化法案の趣旨説明と各党による質疑)を欠席して福岡市であった二つのトークショーに出演した為、「議員なのに国会に出ないのは無責任」と内外から批判された。その後も議員活動をひかえ、各地のトークショーなどで料理研究家としての活動を続けている。
同年10月18日フランス食品振興会が主催するロワールワイン・ソムリエコンクールレセプションで「レーヌ・ド・ローズ(薔薇の女王)」に任命された。