片山さつき
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
生年月日 | 1959年5月9日 |
出身地 | 出生地:埼玉県さいたま市 (静岡県浜松市在籍) |
出身大学 | 東京大学法学部 フランス国立行政学院 |
学位 | 法学士(東京大学) |
前職 | 財務省国際局開発機関課長 |
役職 | 無 |
世襲の有無 | 無 |
選挙区 | 静岡7区 |
当選回数 | 1回 |
所属党派 | 自由民主党(無派閥) |
党の役職 | 党広報局長 |
会館号室 | 衆・第一議員会館526号室 |
ウェブサイト | 片山さつきホームページ |
片山 さつき(かたやま さつき、1959年5月9日 - )は自由民主党所属の衆議院議員である。元財務官僚。
目次 |
[編集] 略歴
旧姓は朝長(ともなが)。学歴は東京大学法学部卒業卒業。学位は法学士(東京大学)。大学卒業後、大蔵省入省。1986年、大蔵省在職中に舛添要一(当時東京大学助教授、現参議院議員)とお見合いで結婚するも、1989年に離婚する。1990年、現在の夫である産業再生機構執行役員の片山龍太郎と出会い再婚(1984年当時交際していたがフランス留学を機に自然消滅。その後再会し90年に再婚した)。政府再編後は財務官僚として女性初の財務省主計局主計官(防衛担当)を勤めた。2005年8月の衆議院議員選挙において、静岡県第7区より自由民主党候補として立候補、城内実を破って当選した。第3次小泉内閣では、経済産業大臣政務官を務めた。現在は自由民主党の広報局長に就任している。
[編集] 事績
- 学生時代はミス東大に選ばれたと言われているが、当時の東大ではミスコンテストはなく、集英社の雑誌『non-no』のキャンパス特集企画で「ミス東大」と取り上げられたことからそのように呼ばれている(本人談)。
- 2005年8月の参議院の郵政民営化関連法案の否決による、衆議院解散(郵政解散)を受け、国際局開発機関課長を最後に財務省を退官。自民党内の郵政法案反対候補者の、所謂「刺客」(落下傘候補)、として、城内実議員の選挙区である衆議院静岡7区より出馬し、小選挙区で接戦の末に当選した。小泉チルドレンのひとり。
- 安倍内閣で自民党広報本部副本部長兼広報局長を務める傍ら、衆議院政治倫理審査会幹事、自民党行政改革推進本部幹事、政務調査会国際経済戦略特命委員会副委員長、経済活性化税制議連幹事等を務める。
- 財政経済政策のエキスパートとして多くの討論番組や公演に出演、自民党の政策の広告塔として活動。
- 2006年12月、経済産業委員会の官製談合防止法改正案採決を無断欠席したとして、自民党国会対策委員会から、(1)所属常任委員会を変更(2)国会開会中の海外渡航を1年間禁止(3)来年3月末まで国会対策委員会への出席を停止-するとの処分を受けた。処分後は決算行政監視委員会に所属している。
[編集] 人物像
- 幼少の頃から並外れた記憶力を有し、少女時代から成績優秀、天才少女との呼び声が高かった。当時の時代背景としては、成績のいい人は医学部へ行くというのが習いであったが、「カエルの解剖ができない」という理由で医学部は未来の選択肢から外れた。
- 高校時代、イギリスのサッチャー元首相(その頃はまだ首相になる前である)が教室に視察に来たのを見て、「女性でも国を動かすことができるのだ」といたく感銘を受け、よりグローバルにダイレクトに国を動かす仕事として、官僚の道を選ぶ。
- 小動物好きで、ジャンガリアンハムスターの「じゅんちゃん」を飼っている。命名は夫。じゅんちゃんは二代目で、一代目の「みみちゃん」は難病に冒されながらも天寿を全うした。
- 財務省主計官時代に「潜水艦は時代遅れの兵器」という旨の発言をしたことがあるが、これは『沈黙の艦隊』にあるような、潜水艦の持つ危険性を無視している発言だと言う声が、インターネットを通じて広まったことがある。なお、本人による発言の撤回・訂正は現時点(2007年4月4日現在)ではされていない。
[編集] 年譜
- 1959年5月 埼玉県浦和市(現・さいたま市)に生まれる。現在は静岡県浜松市に在籍
- 1975年3月 東京教育大学附属中学校(現筑波大学附属中学校)を卒業。
- 1978年3月 東京教育大学附属高等学校(現筑波大学附属高等学校)を卒業。
- 1978年4月 東京大学教養学部文科一類入学。
- 1980年4月 東京大学法学部に進学。
- 1982年3月 東京大学法学部を卒業。
- 1982年4月 大蔵省(現・財務省)入省、主税局勤務。
- 1984年7月 フランス国立行政学院留学。
- 1989年7月 広島国税局海田税務署長。
- 2004年7月 主計局主計官(防衛担当)。
- 2005年7月 国際局開発機関課長。
- 2005年8月 財務省を退官。
- 2005年9月 第44回衆議院議員総選挙に初当選。
- 2005年11月 経済産業大臣政務官。
- 2006年9月 自由民主党広報局長に就任。
[編集] 著書
- 『SPC法とは何か―資産の証券化と流動化に向けて』 日経BP社 ISBN 4822280403