蛭魔妖一
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蛭魔妖一(ひるま よういち)は、漫画『アイシールド21』の登場人物(本作の裏主人公と言われている)。アニメの声優は田村淳。ジャンプフェスタのアニメでは三木眞一郎が担当した。
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[編集] プロフィール
- 年齢は不詳だが高校2年ということで16あるいは17歳と思われる
- 麻黄十三中出身。泥門高校2年。
- 栗田、ムサシは中学時代からの同級生である
- アメフト部「泥門デビルバッツ」に所属。
- 身長176cm
- 体重67kg
- 血液型、生年月日は不明
[編集] 選手データ
- 泥門デビルバッツの主将。背番号は1。
- アメフトのポジションはクォーターバック(以下QB)兼セイフティ(以下S)。
- ムサシが戻ってくるまではキッカーも務めていたが(その後はホルダー)、TFPのキック成功率は35%。彼自身も「俺のキックはぶっ飛ばすだけだ」と言っている。
- 40ヤード走は5秒1
- ベンチプレスは75kg
[編集] 人物
- 通称「ヒル魔」。鈴音は「妖一兄(ようにい)」というモン太曰く命知らずな呼び名で呼ぶ。口癖は「YA---HA---!!」で、笑い方は「ケケケ」だが非常に言い辛い為、アニメでは「へっへっへ」と笑っている。
- セナを無理矢理アメフト部へと入部させた泥門高校最凶の外道。その外見には悪魔的要素が含まれ、耳は獣のようにとがり、裂けたように大きな口元から鋭い牙のような歯が覗く。アニメでは、爪も鋭くのびている。銃火器を複数所持しており、よく発砲している。独自の情報網を駆使し脅迫手帳なるリストを作成し相手の弱みを握り、時には東京都知事さえも自分の手下として扱う。逆に自分の弱みは他人に決して見せることはしない。足を腫らしたり、非常に疲労したりしていながらも、それを決して口にも出さない。その姿を知っているまもりは、「ヒル魔は何でも背負いすぎる」と思って気に掛けている。
- QBとしての能力、特に作戦立案能力は高く、持ち前の度胸も相まって繰り出す無数の奇策で対戦相手を翻弄する。状況判断能力も非常に高く、相手の意図を直ぐに読み取って指令を出す事も多い(本人曰く、長所は「勝つ所」)。カジノのブラックジャックで並べられた手札の全数字や手話形式のサイン一覧を一通り見ただけで全て覚えたことから、瞬間記憶能力も持っているように見受けられる。他にも、アポロとスラングの応酬をしたり、ムサシが復帰した際に「13297時間と49分遅刻だ」と瞬時に計算したように、本場アメリカ人に引けを取らない英語会話力と、数桁以上の暗算を瞬時にこなす計算力を持ち合わせているとも思われる。ただし、身体能力は高校生として突出したものではなく、凡人程度の能力から切磋琢磨し、鍛え上げている。努力家であったり、仲間を気遣ったりと、普段のヒル魔からは意外すぎる一面も持っている。また、学校の成績は雪光やまもりと並んで優秀である(正確な成績は通信簿がオール100に改竄されていて不明)。
- 凶暴で悪辣非道の反面、アメフト絡みでは仁義を通し、常に試合で勝つことのみを考え、「勝率100%の試合は存在しない」「勝利の可能性が0%なものは切り捨てる」という現実的思考を持ち合わせる。得意技は「デビルレーザー弾(バレット)」「悪魔の祝福パス(ヘイルデビルパス)」。ハンドオフフェイク(ボール渡したフリ)も非常に上手い。チームに貢献したり、殊勝な決意を言ったメンバーを背部から蹴り付けるのは彼の最上の褒め方である。東京大会三位決定戦から「地獄の司令塔」「悪魔の策士」の紹介文と通り名が出る。ちなみにアメフトをする理由は、本人曰く「面白ぇから」
- 麻黄十三中からの同級生である栗田、ムサシとは固い友情で結ばれている。栗田が神龍寺学院の推薦を阿含に奪われた際、ヒル魔とムサシは普通に一般受験で神龍寺学院に入れるにもかかわらず、敢えて、栗田の学力でも入れ、しかもアメフト部の無い泥門高校を選んだ。そして、彼らの他にまともな部員が居ないにもかかわらず、いつか必ずクリスマスボウルに行くと誓い、それを目標として共に練習してきた。恐らく、ヒル魔とムサシは栗田抜きのチームを作ることなど考えられなかったのだろう。そのことからも、当のヒル魔は友情を大切にする男であり、彼ら三人は強い絆で結ばれているということが分かる。
- 今までの人生で一番高い買い物は島(その価格は不明。単行本20巻より)らしく、他に一日東京タワーを貸し切ったりと、資金は無尽蔵のようである。もっとも、自宅・生い立ち・両親の素性などに関しては一切不明で、あらゆるプロフィールが謎のベールに包まれたままである。神龍寺ナーガの阿含とは、中学時代にお互いを利用する目的でつるんでいた。
- 全員ではないが、敵味方の選手などに「糞(ファッキン)~」(アニメでは「クソ~」)と呼び名を付けている。ボケ役というわけではないが、卑劣極まりないくらいに非常識な言動が多々あるため、突っ込むべき所も多かったりする。そのためか4コマなどでオチに使われることも珍しくない。
- 父親とは不仲らしい。無糖ガムやコーヒーをブラックで飲むのを好む。考え事をする時はライフルを回しながら発砲させるのが癖(武蔵がいない間はやらなかったが)。好みのタイプは「使える女」。だがそれはマネージャーの条件だと心の中でリコはツッコんでいる。
- このような人物像と役回りから読者のこの作品に対する評価の善し悪しはこのキャラクターのが人気不人気に左右されている傾向が強い。