西久保瑞穂
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西久保 瑞穂(にしくぼ みずほ、1953年1月15日 - )は、男性アニメーション作家、監督。
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[編集] 人物
本名:西久保 利彦(にしくぼ としひこ)。押井守の下で演出を担当する際には本名の西久保利彦名義を用いる。山口 直樹の名義を用いたこともある。
音楽評論家の萩原健太はサークル(放送研究会)の2年後輩で友人。
妻は声優の水谷優子。[要出典]
[編集] 来歴
早稲田大学在学中の1975年11月6日にプロデューサーを志望し、研修生としてタツノコプロへ入社。同期の真下耕一、うえだひでひとや2年遅れて入社した押井守らとともに「タツノコ四天王」と呼ばれた。1979年に退社。テレビアニメ『ベルサイユのばら』『あしたのジョー2』などマッドハウスや東京ムービーでの仕事で出崎統に師事した。
1983年にタツノコプロ出身の宮田知行がプロデューサーを務めたテレビアニメ『みゆき』で初のシリーズ監督に抜擢される。以後、キティフィルム三鷹スタジオでは宮田がプロデュースしたオリジナルビデオアニメ『街角のメルヘン』『軽井沢シンドローム』などの監督を歴任。青春ものを得意とした。宮田がキティフィルムから独立して、J.C.STAFFを設立するのと同じ頃、西久保は古巣のタツノコプロでテレビアニメ『赤い光弾ジリオン』を監督。かつての同僚、押井守とうえだひでひとらが手伝ってくれ、アニメファンにも高い支持を得る。そして、この作品の中心スタッフだった石川光久と後藤隆幸がI.G.タツノコを設立。後に西久保がProduction I.Gを活動の拠点する契機となる作品だった。
[編集] 主な関連作品
- 太陽の子エステバン(演出、絵コンテ)
- ベルサイユのばら(演出助手)
- あしたのジョー2(演出助手)
- みゆき(総監督、演出、絵コンテ)
- カリフォルニア・クライシス 追撃の銃火(監督、脚本)
- デジタル・デビル物語 女神転生(監督、脚本)
- 赤い光弾ジリオン(総監督、演出、絵コンテ)
- 赤い光弾ジリオン 歌姫夜曲(総監督、演出、絵コンテ)
- 天空戦記シュラト(監督、チーフディレクター)
- やるドラシリーズ(監督、脚本、絵コンテ、演出)
[編集] 演出
- ポールのミラクル大作戦
- とびだせ!マシーン飛竜
- 風船少女テンプルちゃん
- タイムボカン
- 科学忍者隊ガッチャマンⅡ
- 科学忍者隊ガッチャマンファイター
- 黄金戦士ゴールドライタン
- アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険
- 攻殻機動隊
- イノセンス
[編集] 監督
- 街角のメルヘン
- 軽井沢シンドローム
- 電影少女 -VIDEO GIRL AI-
- お伽草子
- 「エイジ」
- アタゴオルは猫の森
カテゴリ: 出典を必要とする記事 | アニメーション監督 | 1953年生