諸見里しのぶ
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諸見里しのぶ(もろみざと しのぶ、1986年7月16日 - )は、沖縄県出身の女子プロゴルファーである。キヤノン所属 宮里藍、横峯さくらと並んで、日本女子ゴルフの人気急上昇に貢献している若手選手のひとりである。同じく沖縄出身の先輩、宮里の刺激を受けながら成長してきた。
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[編集] 来歴
9歳でゴルフを始め、ジュニア時代の多数の大会で優勝を飾っている。同じ沖縄出身の上原彩子に勧められておかやま山陽高校に進学してきた。
おかやま山陽高校在学中からプロトーナメントに参加し、上位に食い込む活躍を始めていた。2005年5月、「ブリヂストン・レディス」では宮里藍以来のアマチュアツアー優勝を目指したが、プレーオフのかかった18番ホールで、5メートルのバーディーパットを外し、3位タイに終わる。6月に日本女子アマチュア選手権で優勝。この後に行われた「世界女子マッチプレー選手権」では、唯一のアマチュアゴルファーとして出場を認められたが、7月1日の2回戦で韓国の張晶に1ダウンで惜敗した。7月末の女子プロゴルファーテストに合格。プロ・デビュー戦となった「日本女子オープン」では、3オーバー(+3, 291ストローク)で5位入賞を果たした。その後「マスターズ・ゴルフクラブ・レディース」で4位、「樋口久子IDC大塚家具レディース」で2位に入り、出場3試合で賞金ランキング「49位」に入って、2006年度のシード権を獲得した。アメリカLPGAツアーのレギュラー・ツアーのシード権を争う「クオリファイイング・スクール」でも、最終予選会を9位で通過した。(日本ツアーと掛け持ちでプレーすることを表明している。)
帰国後、キヤノンと3年1億円のスポンサー契約を結んだ。
2006年10月に行われたSANKYOレディースオープンでは江連忠が見守る中で2位の全美貞に1打差で初優勝を飾った。優勝後の記念撮影ではスポンサーを務めるSANKYOのCMに出演している志村けんとアイーンのポーズで写った。
出身校がある岡山県の地元紙、山陽新聞ではスポーツ面の他1面でも初優勝が取り扱われた。(おかやま山陽高出が記載される)
2007年1月に南アフリカで行われる、第3回女子ワールドカップで日本代表で出場することが決まった。
[編集] 優勝記録
- SANKYOレディースオープン
[編集] 優勝記録(アマチュア)
- 日本ジュニアゴルフ選手権(12~14歳の部)
- 中国ジュニアゴルフ選手権
- 全国高等学校ゴルフ選手権 春季大会
[編集] 優勝記録(プロ)
- 2006年
- SANKYOレディースオープン