上原彩子
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上原 彩子(うえはら あやこ、1980年7月30日 - )は、日本のピアニスト。香川県高松市生まれ、岐阜県各務原市出身。
[編集] プロフィール
幼少時からピアノを始め、1990年よりヤマハマスタークラスに入会。数々のコンクールで1位受賞を果たし、2002年、第12回チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で優勝(日本人として初めて。また女性として世界初。)の快挙を納めた。
以後、世界各地の著名なオーケストラとの共演を重ねている。EMIクラシックスとレコード契約を結んでいる(日本人ピアニストとして初めて)。
[編集] 来歴
- 3歳児のコースからヤマハ音楽教室に入会し、「幼児科」を修了の後、「ジュニア専門コース」に進む。
- 1990年よりヤマハマスタークラスに在籍。ピアノを江口文子、浦壁信二、ヴェラ・ゴルノスタエヴァに師事。
- 1992年、ドイツの第3回エトリンゲン国際青少年ピアノコンクールA部門第1位。
- 1995年9月、仙台市で行われた「第2回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」ピアノ部門第2位入賞。
- 1998年、ロシアのモスクワで行われた「第11回チャイコフスキー国際コンクール」のピアノ部門で、最年少セミ・ファイナリストとなる。
- 2000年3月、第5回浜松国際ピアノアカデミーに参加。ピアノアカデミーコンクールでは、アカデミー史上初のグランプリを受賞。
- 2000年7月、オーストラリアのシドニーで行われた「第7回シドニー国際ピアノコンクール」にて第2位及びピープルズ・チョイス賞、オーストラリア人作品賞、室内楽賞、ショパン賞、シューベルト賞、ドビュッシー賞、エチュード賞を受賞。
- 2000年11月、浜松市で行われた「第4回浜松国際ピアノコンクール」にて第2位、及び日本人作品最優秀演奏賞を受賞。
- 2002年6月、モスクワで行われた「第12回チャイコフスキー国際コンクール」ピアノ部門において、女性として史上初めての第1位を獲得。日本人としてもピアノ部門での第1位は初の快挙。
- 2003年、ベルリン放送交響楽団と日本ツアーを行う。
- 2003年、ロンドンのウィグモアホールにてリサイタルデビュー。
- 2004年、モスクワ放送交響楽団と日本ツアーを行う。
- 2004年12月、デュトワ指揮NHK交響楽団と共演し、2004年度ベスト・ソリストに選ばれる。
- 2005年10月、マゼール指揮トスカニーニ・フィルと日本ツアーを行う。
- 日本人ピアニストとして初めてEMIクラシックスとレコード契約。
- チャイコフスキーの作品を収めたCD「グランド・ソナタ」をワールドワイドでリリース。
- 2005年8月、フリューベック・デ・ブルゴス指揮のロンドン交響楽団との共演によるチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を収めたCDをリリース。
- 2006年6月、ロンドンのウィグモアホールにて二度目のリサイタルを行う。
日本国内はもとより世界各地の音楽祭、リサイタルの他、ロストロポーヴィチ、ヤノフスキ、クリスチャン・ヤルヴィ、小林研一郎、小松一彦、飯森範親、大友直人各氏の指揮のもと、オーケストラのソリストとしての共演も多い。