謝花昇
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謝花昇(じゃはな のぼる、慶応元年(1865年) - 明治41年(1908年))は、沖縄自由民権運動の父と称される人物である。沖縄県島尻郡東風平町(現在の八重瀬町)出身。東京帝国大学農科大学卒業。沖縄県最初の学士でもある。
[編集] 来歴
沖縄県初の県費留学生として東京帝国大学農科大学に進学。卒業後、沖縄県技師に任命され高等官となる。その後、知事に着任した奈良原繁と対立し退職。すぐさま沖縄倶楽部を結成し、自由民権運動を主導。当時沖縄県民に与えられていなかった参政権獲得などを目指し奔走するが、志半ばで若くして亡くなった。
[編集] 著書
- 伊佐真一 『謝花昇集』 みすず書房、1998年 ISBN 4622036665
- 「東京留学日記」や唯一の著書「沖縄糖業論」から断簡零墨に至るまで集成した著作集。