貿易風
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貿易風(ぼうえきふう)は、亜熱帯高圧帯から赤道低圧帯へ恒常的に吹く東よりの風のこと。かつて貿易のために帆船がこの風を利用して海を渡ったことに由来してこう呼ばれ、熱帯東風、恒信風と呼ばれる事もある。
赤道付近で上昇気流が生じるために、ここに南北から吹き込む気流である。そのため北半球では北風、南半球では南風だが、地球の自転によるコリオリの力の影響を受け、それにより北半球では北東貿易風、南半球では南東貿易風となる。
高さは8–10kmで、2–3kmの高度を境に二層に分かれる。上層は高温で乾燥しており、下層は低温で湿っている。
エルニーニョが発生すると貿易風は弱まり、異常気象の原因となる。ラニーニャ発生時は逆に強くなる。これらの現象で貿易風が影響を受ける原因はまだ解明されていない。
[編集] 関連項目
- 偏西風
- 極風
- 地球科学に関する記事の一覧
大気循環 と 大気変動 | |
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