リメイク
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リメイク(remake)は、過去に制作された映画やテレビドラマ、コンピュータゲームなどを、新しく作り直す事である。大抵は同じストーリー、同じ題名で作り直される。
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[編集] 映画のリメイク
[編集] 映画のリメイク作品
- 1956年『十戒』 - 『十誡』(1923年)と同じセシル・B・デミル監督がリメイクを手がけた。
- 1982年『遊星からの物体X』 - 『遊星よりの物体X』(1951年)のリメイク。
- 1983年『スカーフェイス』- ハワード・ホークス監督『暗黒街の顔役』(1932年)のリメイク。
- 1983年『ネバーセイ・ネバーアゲイン』- 『007 サンダーボール作戦(1965年)』のリメイク。
- 1986年『ザ・フライ』 - 『ハエ男の恐怖』(1958年)のリメイク。
- 1994年『ゲッタウェイ』- サム・ペキンパー監督『ゲッタウェイ』(1972年)のリメイク。
- 1996年『ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合』 - ジェリー・ルイス監督・主演『底抜け大学教授』(1963年)のリメイク。
- 1998年『サイコ』- ヒッチコックの『サイコ』をガス・ヴァン・サント監督がリメイク。オリジナルと全く同じカット割りをするという珍しいパターンのリメイク。
- 1998年『ダイヤルM』 - ヒッチコックの『ダイヤルMを廻せ!』のリメイク。マイケル・ダグラス主演。
- 1999年『GODZILLA』 - ゴジラのハリウッド版リメイク。ラジー賞で最低リメイク賞を受賞。
- 1999年『トーマス・クラウン・アフェアー』- 1968年のアメリカ映画『華麗なる賭け』のリメイク。
- 2001年『バニラ・スカイ』- スペイン映画『オープン・ユア・アイズ』のリメイク。女優のペネロペ・クルスが両方の作品に出演しており、同じ役を演じた。
- 2001年『猿の惑星』- 1968年フランクリン・J・シャフナー監督アメリカ映画『猿の惑星』のリメイク。ただし、ティム・バートン監督は「これはリメイクではなく、リ・イマジネーションだ」と強調した。
- 2001年『オーシャンズ11』- 『オーシャンと11人の仲間』(1960年)のリメイク。スティーヴン・ソダーバーグ監督、オールスター・キャストで話題を呼んだ。
- 2002年のアメリカ映画『ソラリス』- 1972年のソ連映画『惑星ソラリス』のリメイク。ただし原作小説の「再映画化」ともいえる。
- 2002年『ザ・リング』- 中田秀夫監督『リング』(1998年)のリメイク。
- 2003年『魔界転生』- 深作欣二監督『魔界転生』(1981年)のリメイク。
- 2003年『座頭市』- 勝新太郎主演『座頭市』シリーズのリメイク。かなり斬新な設定(市が金髪であったり、タップダンスが登場したり)で話題になった。
- 2003年『テキサス・チェーンソー』 - トビー・フーパー監督『悪魔のいけにえ』(1974年)のリメイク。
- 2004年『80デイズ』- 1956年の『80日間世界一周』をジャッキー・チェン主演でリメイク。
- 2004年『ドーン・オブ・ザ・デッド』- ジョージ・A・ロメロ監督『ゾンビ』のリメイク。
- 2005年『アサルト13 要塞警察』 - 『ジョン・カーペンターの要塞警察』(1976年)のリメイク。
- 2005年『THE JUON 呪怨』- 『呪怨』(2003年)のリメイク。オリジナル版と同じく清水崇が監督した。
- 2005年『ダーク・ウォーター』- 中田秀夫監督『仄暗い水の底から』(2002年)のリメイク。
- 2005年『Shall We Dance?』- 周防正行監督 『Shall we ダンス?』のリメイク。リチャード・ギア、ジェニファー・ロペス出演。
- 2005年『宇宙戦争』- 1953年ジョージ・パル製作『宇宙戦争』のリメイク。スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演。
- 2005年『キング・コング』 - メリアン・C・クーパー監督『キング・コング』(1933年)のリメイク
- 2006年『南極物語』- 1983年フジテレビ製作・高倉健主演『南極物語』のリメイク。ディズニー製作。
- 2005年『妖怪大戦争』- 大映製作『妖怪大戦争』(1968年)のリメイク。但し劇中には荒俣宏原作の映画『帝都物語』の主人公、加藤保憲も登場する。
- 2006年『ドラえもん のび太の恐竜2006』- 1980年、福冨博監督『ドラえもん のび太の恐竜』のリメイク。
- 2006年『日本沈没』- 1973年、森谷司郎監督『日本沈没』のリメイク。
- 2006年『僕の、世界の中心は、君だ。』- 行定勲監督『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)のリメイク。因みに主題歌は平井堅の『瞳をとじて』をチャ・テヒョンが韓国語でカバーした。
- 2006年『ディパーテッド』 - アンドリュー・ラウ監督『インファナル・アフェア』(2002年)のリメイク。
- 2006年『犬神家の一族』 - 1976年度版の監督市川崑がリメイクを手がけた。
- 2007年『ドラえもん のび太の新魔界大冒険 ~7人の魔法使い~』- 1984年、芝山努監督『ドラえもん のび太の魔界大冒険』のリメイク。
[編集] テレビドラマのリメイク
[編集] テレビドラマのリメイク作品
- 2005年『赤い疑惑』- 赤いシリーズ第2作目『赤い疑惑』(1975~1976年)のリメイク。
- 2005年『赤い運命』- 赤いシリーズ第3作目『赤い運命』(1976年)のリメイク。
- 2006年『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』- 韓国映画『マイ・ボス マイ・ヒーロー』(2001年)のリメイク。
- 2007年「ホテリアー」-韓国で放送された同題名ドラマの日本リメーク作品
[編集] コンピュータゲームのリメイク
発売からある程度年月の経ったゲームソフトや、ソフト・ハードの製造・販売が中止され、入手することが困難になったゲームソフトが、最新機種をプラットフォームとしてリメイクされることがある。
例を挙げると、1993年に、かつてファミリーコンピュータ用として発売された『ドラゴンクエスト』シリーズの第1作と第2作が、当時の最新機種であったスーパーファミコンをプラットフォームとして『ドラゴンクエストI・II』としてリメイクされた。同じく1993年、同様にファミリーコンピュータの『スーパーマリオブラザーズ』シリーズの4作品(1~3と『スーパーマリオUSA』)がスーパーファミコン用ソフト『スーパーマリオコレクション』として1本のソフトとしてリメイクされた。
その後も、『ドラゴンクエスト』シリーズや『ファイナルファンタジー』シリーズなどの過去の名作がプレイステーション、ゲームボーイアドバンス、携帯電話アプリケーションなどでリメイクされている。
リメイクされる際、オリジナル版発売当時のグラフィック・難易度で再現されるとは限らず、グラフィックのブラッシュアップやムービーの追加、現在のゲームユーザー(特にライトユーザー)にアピールするために高かった難易度を引き下げるなどの措置を施されることも多い。その結果、オリジナル版のリズムやゲームバランスが大きく崩れ、古くからのファンから不興を買うことがしばしばある。
[編集] 関連項目
[編集] ファッションのリメイク
洋服や小物などおしゃれアイテムのリフォームを。単なるサイズ直しだけではなく、「古着を今流行のデザインに」「ドレスをワンピースに」などといった古いものをまったく新しいものにリメイクする。エコロジーの時代のニーズに答えた新しいファッションデザインのジャンル。