那智山 (山)
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那智山(なちさん)は和歌山県那智勝浦町の内陸部一帯にそびえる山々の総称。吉野熊野国立公園の一部である。
[編集] 概要
那智山を構成する山々のうち、主なものを挙げると、北から南へ大雲取山(966m)、烏帽子山(871m)、光ヶ峰(688m)、妙法山(750m)などがあり、那智滝やその水源林である那智原始林(天然記念物)に見られるような、深い自然の山と森林がのこされている。
熊野三山を中心とする熊野信仰の原初の姿は自然信仰であったが、ここ那智山は那智大滝の崇拝から生じた、瀧篭行の場であった。今日でも、熊野那智大社や、その別宮で、滝をご神体とし、本殿を持たない飛瀧神社に、またそれらをとり囲む自然に、そうした自然信仰の姿を見ることが出来る。また、そうした由来から、これら一帯の聖地を総称して那智山と呼ぶこともある。
2004年7月、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として、一帯の寺社や大門坂などが登録された。
[編集] 交通機関
[編集] 関連項目
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