那須資徳
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那須 資徳（なす すけのり、寛文12年（1672年） － 宝永5年6月25日（1708年8月11日））は、江戸時代前期の大名・下野国烏山藩藩主。実父は津軽信政（三男）。養父は那須資弥。母は増山正利の娘。初名は政直。通称は主殿、与一。
天和3年（1683年）閏5月1日、那須資弥の養子となる。同年7月11日、将軍徳川綱吉に御目見する。貞享4年（1687年）8月25日、養父資弥の死去により、家督を相続する。同年10月14日、改易となり、実父津軽信政のもとに預けられる。この改易事件は、俗に烏山騒動と呼ばれる。この事件は、養父資弥の次男資寛とその生母が、資徳の家督相続を不当であると訴えたことに始まる。幕府は養父資弥が実子資寛の存在を隠し、養子資徳に家督相続させたことを問題としたのである。元禄7年（1694年）閏5月から翌年3月にかけて、実父津軽信政に従い、弘前城に赴き、寺社参詣・湯治などをする。
元禄13年（1700年）5月20日、実父津軽信政の運動により、旗本に取り立てられて、小普請に所属する。後に寄合に所属する。元禄14年（1701年）12月25日、下野那須郡内1000石を与えられる。宝永2年6月3日、津軽家より合力米3000石を得る。宝永5年（1708年）4月5日、交代寄合となる。同年6月25日、死去、37歳。
正妻は花房正矩の娘。長男資隣ら二男一女あり。
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