酢だこさん太郎
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酢だこさん太郎(すだこさんたろう)は、菓道の生産する日本の伝統的な駄菓子である。一袋に1枚入りで10円で販売される。また、小型の袋詰めされたものが60袋で1パックとなっており、こちらは600円で販売されるが、あまりお目にかかることは少ない。後述の60枚が入ったものは、透明なプラスチックのパックに、10段ずつ6列に並べられて格納されている。さらにこのパックをいくつか並べてダンボールに入れた、カートンという単位があるが、市場関係者以外ではまず目にしない。
名称通りタコを使用しているわけでなく、魚板(スケソウダラのすり身を板状にしたもの)に酢をベースとした甘酸っぱいタレを塗ったもので、味と食感の再現度は高い。 酢ベースのタレは強烈で、袋を開けた瞬間、つーんと鼻にくる。 蒲焼きさん太郎など他のシリーズは乾燥しているが、酢だこさん太郎は汁だくでしっとりとしているのが特徴である。
この駄菓子は茶色で厚さ約1mmの長方形型であり、表面のざらざら感が特徴的。食べるときは歯で引っ張りながら食いちぎるようにして食べる。表面のタレはベタついている。
パッケージは白地でリアルなタコと蛸壺の絵が描かれている。