鈴鹿スカイライン
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鈴鹿スカイライン(すずかスカイライン)は、三重県菰野町と滋賀県甲賀市を結ぶ国道。 鈴鹿山脈の鎌ヶ岳と御在所岳の間を通っている。冬季には積雪と凍結により閉鎖されることがある。 名称に鈴鹿と入っているが三重県鈴鹿市は通っていない。
1969年(昭和44年)10月に着工し、1972年(昭和47年)に開通。 1993年(平成5年)4月に国道477号線になり、1997年(平成9年)11月に全区間通行料無料となった。
三重県側には湯の山温泉がある。滋賀県側には野州川ダムがある。
三重県側、及び滋賀県側の途中に小規模な駐車場があり、滋賀県側料金所跡近くの駐車場から小川に下りることができ夏場は家族連れで賑わっている。武平トンネルの三重県側にトイレつきの駐車場があるが、傾斜しているので特にオートバイの駐車には注意されたい。なお、トイレには水道があるが雨水を利用しているので飲用には適さない。ゴミ箱や煙草の吸殻入れは設置されていないのでゴミ、吸殻は持ち帰らなければならない。
全区間追い越し禁止であり、ほぼ全区間のカーブに減速帯がある。減速帯は滋賀県側よりも三重県側のほうが段差が大きい。さらに、三重県側のほうが高低差が激しく急坂である。そのためかいわゆる走り屋は滋賀県側に多いもよう。
平日は貨物自動車などの通行が多く、休日にはオートバイや登山客が多数やってくる。
スカイライン内にガソリンスタンドは一つも無い。人里離れた山奥であり事故を起こした場合、救急車での搬送に時間がかかる他、修理屋への搬送、牽引も難しく、休日には登山客が道路を横断していることがあるため「コーナーを攻める」にはリスクが大きい道路である。実際、各カーブや道路脇には自損事故により動けなくなった車両が多数放棄されており、地元自治体では不法投棄物の処分に頭を痛めている。
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