長くつ下のピッピ
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『長くつ下のピッピ』(ながくつしたのピッピ、原題:Pippi Långstrump)は、アストリッド・リンドグレーンの童話である。1945年に第1巻が刊行された。本作、「ピッピ 船に乗る」「ピッピ 南の島へ」の三部作。
1971年・1988年・1997年に映画化。カートゥーン ネットワークでアニメバージョンが放送されている。
ピッピ役篠原ともえで2004年・2006年とミュージカルになっている。
目次 |
[編集] 解説
- "世界一強い女の子" で、いつも左右それぞれ違う色のオーバーニーソックスを穿いている9歳の少女であるピッピロッタ・タベルシナジナ・カーテンアケタ・ヤマノハッカ・エフライムノムスメ・ナガクツシタ (Pippilotta Viktualia Rullgardina Krusmynta Efraimsdotter Långstrump) と、友人のセッテルグレーン兄妹トミーとアンニカ(岩波書店版表記)の冒険を描く。
[編集] 書籍版
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
- 長くつ下のピッピ
- ピッピ 船に乗る
- 「長くつ下―」から数々のエピソードが続く。
- ある日、指揮していた船から嵐のため落水、消息不明になっていた父・エフライム船長が五体満足の姿で現れる。ある南方の島に流れ着き、先住民達の族長を務めていたが、帰国の為にヨットで出航したところ、偶然に船と出逢って帰って来れたのだという。ピッピとの別れを予感し悲しみに胸が塞ぐトミーとアンニカ。しかし船が出ようとしたその時、“自分の為に悲しむ人がいるのは耐えられない”とピッピは父との同行を撤回し町に残る事を表明。何もかもがいつも通りになる。
- ピッピ 南の島へ
[編集] 映画版
[編集] 1971年版
原題は「Pippi on the Run」。スウェーデン・西ドイツの共同制作。
- スタッフ
- 監督:オル・ヘルボム
- 製作:オルレ・ノルドマー
- 脚色:イドレント・イドーム
- 音楽:ゲオルグ・リーデル
- キャスト
- ピッピ:インゲル・ニルセン
- アニカ:マリア・パッセン
- トミー:パー・サンドバーグ
- コンラッド:ハンス・アルフレッドソン
[編集] 1988年版
邦題は「長くつ下ピッピの冒険物語」、原題は「The New Adventures of Pippi Longstocking」。イギリス・アメリカの共同制作。
- スタッフ
- 監督・脚本:ケン・アナキン
- 製作:ゲイリー・メールマン、ウォルター・モシュイ
- 製作総指揮:ミシャール・アダム
- 音楽:ミシャ・シーガル
- キャスト
- ピッピ:タミー・エリン
- バニスター:アイリーン・ブレナン
- セッターグレン氏:デニス・デューガン
- セッターグレン夫人:ダイアン・ハル
- アニカ・セッターグレン:コーリー・クロウ
- トミー・セッターグレン:ジョージ・デイ・センゾ
[編集] 1997年版
原題は「Pippi Long Stocking」。スウェーデン・ドイツ・カナダの共同制作。アニメ映画。
- スタッフ
- 監督:クライヴ・スミス
- 脚本:フランク・ニッセン、ケン・ソボル
- キャラクターデザイン:フランク・ニッセン
- 日本語版監督:斯波重治
- キャスト(日本語吹き替え版)