関西棋院
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関西棋院(かんさいきいん)は囲碁の棋士を統括し、棋戦を行っていくための組織(財団法人)。
現在180人ほどの棋士、女流棋士が所属しており、その他に一般事務員などが勤めている。
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[編集] 歴史
1950年(昭和25年)、大阪在住の棋士達が待遇面(主に交通関係)で日本棋院に不満を抱き、橋本宇太郎を会長に立て日本棋院から独立し、関西の棋士達は独立派の関西棋院と独立反対派の日本棋院関西総本部に分裂する事になった。
橋本は当時唯一のタイトルであった本因坊位に就いていた為、日本棋院は何としてでもこれを取り返そうと"カミソリ坂田"と呼ばれていた坂田栄男(栄寿)を橋本に挑戦させた。
この対戦で橋本は坂田に1勝3敗の崖っぷちにまで追い込まれたが、そこから3連勝で本因坊を防衛。もしこの勝負に橋本が敗れていたら関西棋院は発足直後に解散に追い込まれていただろうといわれている。
この後橋本宇太郎と橋本昌二の「両橋本」(両者に血縁関係はない)が関西棋院の二枚看板となり、十段・王座のタイトルを奪うなど活躍した。しかし近年は沈滞が続き、苑田勇一・今村俊也らが何度か挑戦者にはなっているが、タイトルには手が届いていない。2005年には結城聡が羽根直樹棋聖に挑戦、関西棋院所属棋士として28年ぶりに七番勝負の舞台に立ったが、3-4で敗退した。
現在、関西棋院所属の棋士が日本棋院の棋戦に参加する場合は、院内予選を行い、その勝者が日本棋院の予選に参加するという形を取っている。また関西棋院独自の棋戦も行われている。
[編集] 役員(2004年現在)
- 理事長:塩川正十郎
- 副理事長:永井一夫
- 常務理事:村岡茂行(九段)、橋口美香(四段)、山崎吉廣(九段)、今村俊也(九段)、新垣朱武(八段)、滝口政季(九段)
- 理事:大山国夫(九段)、張呂祥(六段)
- 監事:三木一郎、紙谷哲雄(七段)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 関西棋院(公式サイト)