闇鍋
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闇鍋(やみなべ)とは、 親しい人同士、多人数がそれぞれ自分以外には不明な突飛な材料を持ち寄り、暗中調理して食べる鍋料理。
食事というよりは遊び、イベントとしての色彩が濃く、スリルと笑いを楽しむために行われることが多い。
[編集] 闇鍋の作法
- 闇鍋とは暗闇の中で行うことから名づけられた。
- このことからも判るように、闇鍋の調理は、鍋の場所がわかる程度の暗所で行うことを基本とする。
- 最低でも1人1品ずつ具を持ち寄る。その際、他の参加者に何を持ってきたのかを知られないようにすると、後の楽しみが増す。
- このとき、世間一般で人間が食べるのに適していると言われる物を具とするのが基本である。
- タバスコなどの調味料や牛乳などの液体、汁に溶解してしまうものなどの投入を禁止するなどのローカルルールを定める場合もある。
- 鍋に湯あるいはだし汁を沸かす。
- 明かりをおとし、それぞれ持参した具を鍋に投入する。
- この時、誰か1人を鍋奉行に任命して、調理を任せるというやり方もある。
- 十分に煮て、具に火を通す。
- 煮あがったら1人ずつ順番に鍋に箸を入れ、具を取り分ける。
- 箸に挟んだものは必ずとらねばならないなどのローカルルールを定める場合もある。
- 全員の手に料理が渡ったところで明かりをつけ、取った具を食べる。
- 必ず一口は嚥下しなければならないなどのローカルルールを定める場合もある。