青年
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青年(せいねん)とは、人の社会的・肉体的成長過程における一時期を指す。思春期の時期を指すともされる。「若者」などとも言う。
一般的には少年法でいう少年期を過ぎた20歳~30歳までの男女、または中学生・高校生・大学生又はそれらの学齢を含む13歳くらいから20歳代前半の年齢を指すとされるが、広義には30歳代前半も含む場合もある。又、一部の青年ボランティア活動や、町内会などの青年部では、30歳代全般までを有資格とする場合もある。「若者」・「青年」は男女ともに対して使用される。一部の農協等の組織では、若年層の減少により、40歳代の者も青年に含めているところもある。いずれにしても年齢に関する厳密な定義はない。
心理学の場面では30歳代前半まで指すとされる。
青年の語がもっぱら男性に対して用いられる場合も多く、女性に対して「女の子」・「娘さん」・「お嬢さん」などが使われる事もある。ただし、性別が大きな意味を持たない状況で、女性のみに対してことさらに性別を強調する表現を公式に用いる事は、現代においては好ましくない事例とされる事も多い。
青年・若者の定義というのは時代・社会により概念が異なる。例えば、江戸時代以前の日本の武家社会では「青年期」・「若者時代」という時期は明確ではなく、元服し、前髪を剃り落とせば「一人前の大人」であり、青年・若者というグレーゾーンは存在しなかった。
[編集] 「青年」がつく主な団体
- 日本青年団協議会
- 日本都市青年会議
- 青年海外協力隊(応募資格は20歳~39歳)
- 青年会議所(20歳~40歳で「卒業」)
- 全国農協青年組織協議会
- 4Hクラブ(農業青年クラブ、農村青少年クラブなどと呼ばれる)
- 日本社会主義青年同盟(社青同)
- 日本民主青年同盟(民青)
- 日本青年社
- 日本青年協議会
- 青年法律家協会