日本青年社
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日本青年社(にほんせいねんしゃ)は、日本の右翼団体。 指定暴力団・住吉会系。総本部は、東京都港区六本木。右翼勢力で最大規模の約2000人。拉致問題などにも積極的に取り組み、幹部である水野孝吉が「新潟救う会」の幹部を務めているが、これが原因で同会は分裂する騒ぎになっている。こうした拉致問題への各種の暴力団・右翼団体の参加は、北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会幹事の役職停止処分などの問題を引き起こしている。
住吉連合会副会長の住吉一家 小林会初代会長・小林楠扶が1961年に右翼団体・楠皇道隊を創設した。当初は青思会に加盟していたが、独立路線を歩み1969年、日本青年社に改称。
右翼団体「日本青年社」 初代会長は小林楠扶。
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[編集] 主な沿革
- 1978年8月、尖閣諸島「魚釣島」に上陸して「魚釣島漁場灯台」を建設。 この時、山羊を持ち込んで放置したために島固有の動植物は絶滅の危機に瀕している。
- 1986年、日本青年社与那国支局長の新嵩喜八郎、いわゆる与那国島海底遺跡を発見。(⇒与那国島の海底遺跡の項参照)
- 1989年7月の参議院選挙に候補を立てたが、全員落選した。
- 1992年参院選では当時の会長衛藤豊久が新右翼系政党「風の会」の支持・支援を表明。
- 2000年6月、噂の眞相編集部を日本青年社三多摩本部隊長・副隊長が襲撃。
- 2002年10月から2003年10月まで、自称“旧皇族”「有栖川識仁」こと北野康行を名誉総裁に置いていた。
- 2003年2月産経新聞(平成15年02月03日付・朝刊)「日本よ/海図に載らない灯台」で右翼結社『日本青年社』を石原慎太郎が賞賛する記事が載る。
- 2003年10月有栖川宮詐欺事件の被疑者となった北野康行が逮捕前の10月1日に任期完了を事由に退任したことをホームページ上で公表した。
- 2003年12月都の工事を巡り恐喝。会長・松尾和哉、片博など幹部3人が逮捕される。
- 2004年10月、長野市内の医療機器製造会社社長から約8000万円を恐喝しようとしたとして、NPO「メディアオンブズマン」(東京都千代田区)の理事長をも務めていた副会長・滑川裕二が警視庁組織犯罪対策3課に恐喝未遂容疑で逮捕される。
- 2005年2月9日、27年間 保守し続けてきた「魚釣島漁場灯台」を日本国政府に委譲した。
- 2005年3月、「日本の領土を守るため行動する議員連盟」(会長・森岡正宏衆院議員=自民)が国会内で開いた会合に日本青年社総局長・山崎誠氏を招き、感謝のことばをささげた。
- 2005年11月株式会社ドンキホーテの東京・六本木店の屋上に日本初となる遊戯施設、絶叫マシーン「ハーフ・パイプ」を建設の件で公開質問状を送付。
[編集] 主な幹部
- 最高顧問・西口茂男(住吉会総裁)
- 会長・松尾和哉(元住吉一家小林会組織委員長)
- 副会長・滑川裕二
- 総局長・山崎誠
- 時局対策局長・水野孝吉
総本部行動隊長 加藤順一(埼玉県本部長)
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- 統括本部長箱崎一像
- 総本部情宣局局長 亀田晋司
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 日本青年社・総本部(公式サイト)
- 日本青年社・埼玉懸本部(公式サイト)
- 日本青年社・はてなダイアリー