青木定雄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
青木 定雄(あおき さだお、1928年6月23日 - )は日本の実業家。元エムケイグループオーナー。近畿産業信用組合会長。
韓国慶尚道生まれの在日1世(本名:兪奉植(ユ・ボンシク、유봉식))。
1943年に来日。立命館高等学校を経て、1951年立命館大学法学部中退。職を転々とした後、1957年に永井石油、1960年にミナミタクシーを設立。桂タクシー取締役会長を経て、1977年ミナミタクシーと桂タクシーを経営統合し、エムケイタクシー(エムケイ株式会社)を設立。同社代表取締役社長に就任する。エムケイタクシーは市内一律のタクシー料金値上げに単独反対して値下げを断行、旧弊の残るタクシー業界に新風を吹き込み、その後のタクシー業界の規制緩和のきっかけをつくる。1994年エムケイグループ代表取締役会長を退きオーナーとなるとともに経営を息子の信明、義明に継承させる。韓国は日本の経営者を見習うべきであるというのが持論。名誉経済学博士(韓国明知大学)。関西在日コリアン社会の事実上のドンである。