高島菊次郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
高島菊次郎(たかしまきくじろう 1875年(明治8年)5月17日-1969年(昭和44年)1月29日)は、明治、大正、昭和の実業家。
福岡県生まれ。1900年(明治33年)に東京高等商業学校(現在の一橋大学)を卒業。大阪商船に入社。後に三井物産に転じ、藤原銀次郎の知遇を得て、1912年(明治45年)に王子製紙に入社。
苫小牧工場長を経て、1914年(大正3年)に王子製紙取締役に就任。常務、専務、副社長を経て、1938年(昭和13年)に代表取締役社長に就任した。
1943年(昭和18年)に中支那振興株式会社の総裁に就任。
50歳過ぎ頃から漢学を学び、中国書画を収集した。1965年(昭和40年)コレクション278点を東京国立博物館に寄贈し、高島コレクションと称される。自宅を槐安居と称した。