高瀬神社
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高瀬神社 | |
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所在地 | 富山県南砺市高瀬291 |
主祭神 | 大己貴神 |
社格等 | 式内社(小)・越中国一宮・国幣小社・別表神社 |
例祭 | 9月13日 |
高瀬神社(たかせじんじゃ)は、富山県南砺市(旧井波町)高瀬にある神社である。式内社、越中国一宮、国幣小社。
主祭神は大己貴命(大国主命)で、天活玉命と五十猛命を配祀する。他に、礪波郡内の氏神と越中国内の式内社34座の神を祀る。
[編集] 歴史
大己貴命が北陸平定を終えて出雲へ戻る時に、国魂神として自身の御魂をこの地に鎮め置いたのに始まると伝える。鎮座の年代は不明であるが、景行天皇の御代であるとも伝えられる。『続日本紀』に「高瀬神」の名が記載されている。『延喜式』では、礪波郡の神社7座の筆頭に記載されている。平安時代の末に一時国府が礪波郡に移転したことから、それ以降、越中国一宮とされた(他にも越中国一宮を名乗る神社は複数ある)。神仏習合の神社であり、三百坊の勧学院を擁していた。戦国時代には荒廃したが、江戸時代に加賀藩主前田氏の崇敬を受け、手厚く保護された。
明治6年に県社、大正12年に国幣小社に列せられた。戦後は別表神社となった。