高麗氏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
高麗氏（こまのうじ）は高句麗王家を祖先とする渡来系氏族。668年の高句麗滅亡により、1799人の高句麗人が日本に亡命した。
703年に玄武若光が高麗王の姓（かばね）を贈られて、750年（天平勝宝２年）に高句麗王・広開土王から五代孫の子孫・背奈福徳後裔の福信等一族が高麗朝臣の姓を贈られる。其の後に福信等一族は氏を高倉に改称する。若光の子孫は代々、高麗神社の宮司として今現在まで続いている。同族に高句麗王・安蔵王から三代孫の子孫・狛氏が有る。
目次 |
[編集] 一族
若光流
背奈（肖奈）王流
- 背奈福徳（背奈氏始祖）
- 背奈福光‐福徳の子
- 背奈行文‐福徳の子
- 高倉福信‐福光の子（高倉氏始祖）
- 高倉福主‐福光の子
- 高倉福延‐福光の子
- 高麗大山‐行文の子
- 高倉石麻呂‐福信の子
- 高倉山岳‐福信の子
- 高倉乙人‐福延の子
- 高倉殿守‐大山の子
- 高倉殿継‐大山の子
高麗神社に伝わる『高麗氏系図』は高麗若光とその後裔について記す一方、背奈（肖奈）王流の人物については全く触れておらず、両者の関係は不明。
[編集] 系譜
〈背奈王流〉 広開土王 ┃ ┃ ┃ 延興王 ┃ ┃ 福徳 ┣━━━┓ 行文 福光 ┃ ┗━━━┳━━━┳━━━┓ 大山 福主 福延 福信 ┣━━━┓ ┃ ┣━━━┓ 殿守 殿継 乙人 山岳 石麻呂
[編集] 派生氏族
- 新井氏
- 吉川氏
- 勝氏
- 井上氏
- 新氏
