黒い瞳のノア
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『黒い瞳のノア』は、ガストによって発売されたプレイステーション用RPG。発売日は1999年7月1日。
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[編集] ゲーム概況
[編集] 目的
このゲームの目的は、3年以内に魔神を倒すことである。しかし、3年以上かかって魔神を倒す事も、また魔神を倒さずにゲームを進めることも可能である。
[編集] カレンダーシステム
本作品最大の特徴が、このシステムである。ノアがフィールド上を移動する度に日付が刻々と変わっていく。カレンダーの日付によってイベントが発生したりする事もある。
[編集] 戦闘
フィールド上やダンジョン内で魔獣と遭遇すると、戦闘に突入する。戦闘はタイム制になっており、タイムゲージが満タンになったキャラクターが、それぞれ行動する事になる。当然素早さが高いキャラクターほど、タイムゲージが溜まる速度は速くなる。
[編集] 魔獣ゲットシステム
ノアは、戦闘中に体力が少なくなった魔獣を捕らえ、自分の仲間にすることが出来る。基本的にパーティーの編成は、このゲットした魔獣達で構成される。
[編集] アルバイト
他のRPGとは違い、戦闘に勝ってもお金は一切もらえない。お金を稼ぐには、町の酒場にある依頼をこなして行く必要がある。主な依頼内容を以下に記す。
- 皿洗い
- 一番簡単なアルバイト。受けると、ボタン連打のミニゲームに突入する。
- 注文取り
- こちらも受けると、もぐら叩き風のミニゲームに突入。
- 配達
- 指定された日数までに手紙を配送する。一番基本的なアルバイト。
- 護衛
- デッキを一つ空け、目的地までゲストを護衛するバイト。ゲストは戦闘には参加しない。
- 退治
- 指定された場所の魔獣を倒すアルバイト。勿論魔獣をゲットする事だって出来る。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
ノアはいつものように幼馴染のディスティーンと遊んでいた。しかし、村外れの洞窟で魔神が復活、ディスティーンは石にされてしまう。絶望にふけるノアの元に女神ニルが現れ、「ディスティーンを救えるのはあなたしかいません」と言った。この日から、ノアの冒険が始まったのである。
[編集] 登場人物
[編集] ノアと仲間達
ノア
- 本編の主人公。腕力こそないが、魔法の力に長けており、また魔獣を仲間にして魔神に立ち向かう。
ディスティーン
- ノアの幼馴染。魔神の復活に居合わせてしまったが為に、石にされてしまう。
ベルナール
- ベテラン冒険者。戦い方や魔獣の捕まえ方などを伝授してくれる。クールな二枚目なのだが、料理のセンスだけは最悪。ノアのことをいつも「ちびちゃん」と呼ぶ。
セリエナ
- ベルナールの幼馴染。ノアに魔法についての助言をしてくれる。ひそかにベルナールに好意を抱いている。
デュラン
[編集] 女神
ニル
- 大地を司る女神。ノアに冒険に出ることを促す。
エーナ
- 水を司る女神。おっとりとした性格。
エルザ
- 風を司る女神。クールな性格。
アグリア
- 火を司る女神。無邪気で人懐っこい。
[編集] 敵
魔神
- シャムール村外れの洞窟に封印されていた、諸悪の根源。3年以内に倒す事が、このゲームの目的である。ちなみに、6年以上経ってから魔神と戦った場合、更にパワーアップした魔竜と戦う事になる。