恐怖症
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恐怖症(きょうふしょう)とは特定のある一つのものに対して、他人には不可解な理由から、心理学的、および生理学的に異常な反応を起こす症状で、精神疾患の一種である。英語ではフォビア (Phobia) と呼ばれ、古代ギリシア語の恐怖(ポボス、φόβος, Phobos)がその語源である。接尾辞としての -phobia の前には必ずギリシャ語がくっつく(例:四恐怖症=tetraphobia)。
[編集] 概要
恐怖症は3種類に分類され、以下の三つがあげられる。
このうち単一恐怖は、犬やハチなど特定の一種類のものに対しての恐怖を感じるものであり、その対象は無限である。
恐怖症は、不安障害のもっとも代表的な形式である。アメリカの国立精神保健研究所(National Institute of Mental Health)が行ったある調査では、アメリカ人の5.1%から21.5%がなんらかの恐怖症を抱えていることが明らかになった。
年代および性別で分類すると、恐怖症はすべての年代の女性において、もっとも見られる精神疾患であり、25歳以上の男性においては、2番目に多く見られる精神疾患である。
[編集] 種類
- 高所恐怖症
- 暗所恐怖症
- 閉所恐怖症
- 狭所恐怖症
- 飛行機恐怖症
- 先端恐怖症
- 植物恐怖症
- 水恐怖症
- 血液恐怖症
- 動物恐怖症
- 醜形恐怖症
- 音恐怖症
- 視線恐怖症
- 対人恐怖症
- 男性恐怖症
- 女性恐怖症
- 子供恐怖症(ペドフォビア)
- ホモフォビア(en:Homophobia)
- トランスフォビア(en:Transphobia)
[編集] 関連項目
この記事はen:Phobia rev. 16:55, 20 Mar 2005の一部を訳出のうえ加筆した。
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